でも付き合ってないんです２【名前変換オリジナル】

10.当日 ページ11

文化祭当日。
衣装を着る時間等を考えて、朝は少し早めに集合。
去年はいろいろあったので、今年は何事もなく無事に終われば良いなと思う。

｢今日は頑張るぞー！｣

｢おー！｣

学級委員長の掛け声の後に全員で叫ぶ。

｢それぞれの持ち場に行ってね。最初担当じゃない人たちは満喫してきてね。｣

｢いってきます！｣









とりあえず今いる人たちの着付けが終わったので移動する。

準備と言っても道具を出すだけなので時間はかからない。

｢一発ずつ撃つ。｣

｢御意。｣

今の会話武士みたいだな…と思いながら全部試すと問題なかった。

｢準備できたね。｣

射的は六人を二人ずつに分けた。三分割だ。

自分たちの他にもう一組カップルがいたようで、その二人がペアになった。
さらに男子二人がペアになったのでやはり颯くんとペアになった。

あらゆる場面で一緒になるので、もはや呪いのような気がしてくるが、少し怖いので｢奇跡がたくさん起こっている｣と言っておこうと思う。

｢あと五分でお客さん来るからね。みんなよろしく！｣

そんな学級委員の声とともにみんながそわそわし始めた。









｢射的やりたいです！｣

｢は、はい！｣

開始数十分で思っていたよりもお客さんが来ました。
少し驚いています。

人見知りなのでビビっているが、接客をしていると様々な人が来るのは面白いと思う。

｢五発撃ってください。合計点数に応じてスタンプの数が変わります。ぜひぜひ真ん中を狙ってくださいね。｣

事前に考えておいたものを少し変えながら頑張って言う。変な顔でなければ良いのだが…。

｢これを先に入れて、ここをカチャっとなるまで引くと撃てます。…どうぞ。｣



接客はなんか大丈夫そうな気がしてきた。

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