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第弍話 くろくもsaid ページ6

「はぁ…眠いなぁ…昨日夜更かししすぎたかなぁ…早く寝ればよかったぁ…」

昨日リスナーさんとキャスを夜中まで開いてて全く寝ていなかった
起きた時間7時半 HRまで一時間切っていた
慌てて支度をしてご飯を食べて家を出た
慌ててご飯を食べたため少しお腹をやらかした…
痛いなぁ…少しだけど
どうでもいいことを考えながらフラフラとトイレに入って鍵を閉める
あとから何人かのグループが入ってきた様で、何やら話してる


「ねーねーAってやつクラスにいるじゃん?

"アイツウザくない?"」

「!!!」
私はしってる…それが何の合図か…何が始まるのか…
どんな人間が言うのか
あーゆーことを言う連中は大体がお嬢様タイプだ
しかも取り巻きを抱える様なお嬢様
昔私もそうであったから良くわかる…
あれ、待てよAとはれのんじゃないか?

…あいつらAに手を出すつもり!?

私は咄嗟に鍵をあけて

「人の悪口を言っていいもんじゃないよ!」

少し語尾を強めに言ってみた
あれ?あの子…理事長の孫!?

若干しまったとおもった

が私は続ける

「人に言っていいことと悪いことがあるんじゃないの? いくら威張ってもそこは弁えないと」

そういうと彼女は無言でパタパタと出ていってしまった

「ふぅ…」

危なかったぁ…緊張したよ…

ため息を付付きながら手を洗う
しんとしていた空間に声が響く

「………ちなよ、先輩命令だよ」

「!?」

慌てて外に出ると96猫先輩が先程の女の子とれのんの間に割って入っていた
何があった?
よく見ると理事長の孫は手をパーにして中に高く上げていた

「…あ、」

きっとぶつつもりだったのだろう
れのんに盗み聞きされたことに逆上来たと考えられる

「その子に手上げたら私が許さないから」

96猫先輩がそうゆうと彼女はぺたりと床に座り込んでしまった

「何があった知らないけど、人に手を上げるなんてしちゃいけない」

「すいません先輩…私が居ながら…」

ペコペコと頭を下げる私
もういっそ赤べこにでもなりたい
すると先輩は顔を挙げさせて何があったか話してほしいという
私は洗いざらい話すことにした

「━━━━…というわけで…」

すべて話した私は何となく疲労感に襲われた

先輩は何か呟くと少しして彼女を抱えてどっかに行ってしまった
れのんもクラスに帰った様だ…
この後何も無ければいいが

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作者名:アルスノヴァ | 作成日時:2017年9月21日 22時

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