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今日の公演前、席に着く前に
たかのご両親にご挨拶をした。
たかのお母さんは
母「Aちゃん。久しぶりね。」
前にあったときと同じ優しい笑顔を向けてくれた。
「はい、ご無沙汰してます。」
母「うん…そうね…。
元気そうで、よかった…っ。」
そう言って目に涙をいっぱいにためて、
私をそっと抱きしめてくれた。
きっと全部わかっていたのかもしれない。
柔らかくて、温かい。
たかに抱きしめられるのとは違う
感じたことのないぬくもりに
少しだけ戸惑う。
そして、少しだけ
母を思い出した。
その後ろで微笑みながら私達を見つめて
父「話はゆっくり、明日にね。」
そう言ったのは、
たかと似ている、たかのお父さん。
明日お二人が
北海道に帰る前にみんなで食事をすることに
なっている。
「はい。よろしくお願いします。」
母「楽しみにしてるわ。」
と、その時。
後ろから名前を呼ばれる。
・「Aちゃん！」
振り返るとそこには、
「か…華音ちゃん？」
あの時の面影を残しながらも
すっかり大きくなった華音ちゃん。
「うそ…。
華音ちゃんが来るなんて知らなかった…。」
華音「たかくんとAちゃんに会いたいって
ママにお願いしたの。
勉強もピアノも頑張るって約束して、
じいじとばあばに連れてきてもらったの！」
久しぶりの再会。
メールでやり取りはしていたけど、
すっかり大人びて美人になっている
華音ちゃんにびっくりした。
「そっかぁ。
華音ちゃん、久しぶり。
会えて嬉しい！
ありがとう、来てくれて。」
華音「うん！
ね、聞いちゃった！
やっと結婚するんでしょ？
おめでとう！」
「あ…っ、うん。
でもまだ、もう少し先だけどね。」
父「こら、華音！
大きな声で言わない！」
たかのお父さんにたしなめられて、
首を竦めてる華音ちゃんの
子供らしいストレートな
おめでとう、に顔が赤くなる。
母「ほら、華音。
隆弘とAちゃんに迷惑かけない約束よ。」
ふたりに窘められて
華音ちゃんは少しだけ膨れていた。
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リリィ(プロフ) - fukaさん» 出逢えてよかったって言ってもらえてとても嬉しいです。書いてよかったです！ありがとうございますー★ (2020年4月12日 15時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
fuka(プロフ) - 完結お疲れ様でした！ 前作から読ませていただき、何度も涙がこぼれました。切なさや悲しさ、喜びなど、たくさん感動したりして、すごく素敵なストーリーだったなと思います！ 終わってしまって寂しいですが、この物語に出逢えてよかったです！ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 0f2ddad342 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Yuiさん» ありがとうございます☆頑張ります！ (2020年3月31日 10時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - ゆにしぃさん» コメントありがとうございます！また読見に来ていただけるようにますますがんばります！ (2020年3月31日 10時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにしぃ - 長編お疲れ様でした！このstoryは本当に大好きです！！（side story楽しみにしてます！） (2020年3月29日 12時) (レス) id: 2657bef5db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2019年12月1日 8時
