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そんな私の顔を見て、
社長「誰がこういうことをしているか、
わかってるって顔だね。」
社長は責めるわけでもなく、
怒るわけでもなく。
ただ、淡々と私に話しかける。
「はい。」
社長「チーフや部長から、
君に起きていることを聞いている。」
無言の私に、
社長「仕事に関してもとても優秀だということもね。
君に非はないと、
僕個人としては思う。」
そう付け加えた社長。
個人としては、ということは。
社長としては、
思うことが違うということだろう。
頭の中は意外に冷静なのに、
なんだか息苦しくて
指先から感覚が無くなっていくようだ。
「マネージャーという役割を
持っているのにもかかわらず、
このようなことになって申し訳ありません。
私はどんな処分を受けても仕方がないと
思っています。」
社長「処分、ね。
決めかねてるんだ。
だって
僕は恋愛自体反対ではない。
アーティストだって人間だ。
恋愛したことないやつが歌う恋愛ソング程
からっぽなものはない。
西島だって、この2.3年すごく良くなってきたのは、
たぶん、君の存在が大きいと思う。」
だけど、
と続ける社長。
社長「この会社の社長として言えば、
今このタイミングでこれが世間に知られたら、
AAAは崖っぷちに立たされることは目に見えてる。」
「はい。」
社長の言いたいことはよくわかる。
きっと朱里さんはタイミングを
見計らっていたんだろう。
いつ、私たちのことをばらすのが
一番ダメージが大きいか。
そして、今だと思ったんだろう。
「私から居場所を取り上げたい。
ということは。
もし、私がここからいなくなれば。
この情報を流出することを
思いとどまってくれると思いますか？」
社長「それはわからない。
とにかく千晃のことはもう、
覚悟を決めてみんな動き出してる。
そこに、この件の対応が加わるとなると、
それはそれでまずいことになるだろう。
特に西島は追加公演が控えてるし、
３月のフェスも、新曲タイアップの件も白紙に戻りかねない。」
来年に決まりかけてるツアーもね、
と付け加えた社長。
2ndliveはツアーで各地を回れそうだね、と喜んでいた西島さんの笑顔を思い出す。
社長「宇野とのことまで知れ渡ったら、最悪だ。
女子メンバーふたりのうち
ひとりは結婚して脱退、
もうひとりは散々叩かれてた相手と
付き合ってました、
なんてね。」
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由希(プロフ) - 読みました。6も楽しみにしてます。読んでて涙が出てきます、切ないです。早く隆弘くんに助けに来てもらいたいです? (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - 続きが気になって…お楽しみをありがとうございます (2019年4月10日 22時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» ありがとうございます！続きは次枠でお楽しみくださいませ☆ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 早速読みました、続き気になります、更新楽しみにしてます (2019年4月9日 23時) (レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» いつもありがとうございます！コメントいただけるとすごく嬉しくて励みになります！隆ヒーロー…隆弘っ！早く助けに来てね★ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2019年2月25日 8時
