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時は少し過ぎ、７月。
ツアーも折り返し地点に近づいた。
ということは、
西島さんのライブも近づいていて
衣装決めに振り付けに、映像撮影に、編集に、
忙しい。
そしてライブのリードシングルとして
リリースする４曲入りのシングルももう少しで解禁になる。
西島さんのマネージャーになってから
一番の忙しさが続く毎日。
グループのツアーをやりながら、
合間にテレビ出演や雑誌撮影。
毎日深夜まで続く
ソロライブの振り入れや打ち合わせ。
それでも時折、
無理にでも
休みを取らされてる私と違って、
ずっと動きっぱなしの西島さんの
疲労はかなり溜まっていた。
「もう、今日は帰りましょう。
明日、移動日ですよ？」
さっきまでダンサーチームと踊っていたのに、
今度は一人スタジオでデータの確認を
始めた西島さん。
西「A、先に帰っていいよ。」
私の方を見もせず、
機材を操作しながら言う姿はまるで、
何かに追われてるかのようで心配になる。
「ダメです。今日は一緒に帰りましょ。」
西「どうしても。
これだけやっときたいんだ。
明日からまた少しのの間ここに来れないから。」
言い出したら聞かない西島さん。
でもこれ以上はライブに影響が出る。
私は無言で機器の電源を切る。
西「何するんだよ！」
「今日は帰りましょう。ちゃんと寝てください。」
西「だからAだけ帰れって言ってるだろ。
邪魔するな。」
苛立ちをあらわにする西島さんは
不安なんだろう。
「ちゃんと休まないと。
グルーブの仕事に、
ライブに影響出ます。」
その言葉を聞いた西島さんは
乱暴にヘッドフォンを机に投げつけてスタジオを出て行った。
車の中でも不機嫌で何も話さないし
家についても無言の西島さん。
「パッキング、手伝いますか？」
西「いい。」
「何か食べますか？」
西「いい。」
私と目も合わさず、シャワーを浴び、
冷蔵庫からミネラルウォーターを１本とりだして、
仕事部屋にこもってしまった。
「ベッドで寝なきゃ意味ないのに…。」
こんなの初めてで。
そこまで追い込まれてるってことだけど。
どうしたらよかったのかな。
仕事部屋のドアを見つめながら、
明日でも食べれるように野菜たっぷりのポトフを作る。
お腹は空いてるけど、
一人で食べるのも少し寂しい。
仕事部屋のドアの隣の壁に寄りかかって座り込む。
「西島さんのばか。」
膝を抱えた私は
そのままそこに座り込んだまま眠ってしまった。
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リリィ(プロフ) - くまさん» いつもありがとうございます！できるだけはやく、4をスタートできるようにがんばります！ (2018年12月25日 8時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - kikiwingwingさん» いつもありがとうございます！色々Nissy事が嬉しくて忙しいですね☆続きもぜひよろしくお願いします！ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！年内には4をスタートしたいと思ってます。よろしくお願いします☆ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - えーーー二人で歩む道けーへんの〜〜とめっちゃ気になります。次シリーズ楽しみにしてますね (2018年12月19日 1時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
kikiwingwing(プロフ) - プロポーズって！！最高です！コメント久しぶりですが、毎日リリィさんの更新も楽しみに待ってますよ！！大好きです！ (2018年12月19日 0時) (レス) id: 3cf9c9f18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2018年10月14日 21時
