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それから、
少し早いけど。
私は西島さんの家に向かった。
合鍵で玄関の鍵を開けるのは、
相変わらず慣れなくて、ドキドキする。
「私、こんなことでドキドキしてて、
大丈夫かな？」
小さな声で呟いてみる。
そっとリビングのドアを開けると、
ソファで毛布にくるまって寝てる西島さん。
テーブルにはパソコンと、
何枚ものカードと、ペン。
1stアルバムにつける
直筆サインのメッセージカード。
決して安い値段だと言えないけれど、
完全受注生産の特別なアルバムは
驚くほどの注文数を記録している。
このメッセージカード企画も、
西島さん自身で考えて決めたこと。
大変なことだってわかってて、
それでも、
ここまで応援してくれたファンの皆さんに
感謝を届けたいっていう西島さん。
ドラマの撮影の合間。
リハの合間。
打ち合わせの合間。
とにかく、
時間を見つけては一枚一枚、
心を込めて書いている。
そんな姿を見て、
やっぱりこの人、すごいなぁって思ってる。
「ちゃんとベッドで寝てないんだ…。
風邪引いちゃうのに。」
そっと近づいて、
寝顔を覗き込む。
すぅすぅと規則正しい寝息。
「西島さん…。」
言いかけて。
「朝ですよ。
たかー？起きて。」
何回か声をかけて、
やっと反応する西島さん。
西「…ん…。
あ…れ。A？」
眉を寄せて、
うっすら目を開けた西島さん。
「起きました？
おはようございます。」
西「もう、朝かぁ…。
うわっ、体いてぇ。」
んーっと、伸びをして、
顔をしかめる。
「もう、
ちゃんとベッドに寝ないからですよ。」
西島さんが書いたカードを整理しながら、
話をする。
これを、
ファンの人が希望したとおりにかけているか、
チェックするのは私達スタッフの仕事だ。
西「なんか、一人で寝ると
ベッドが広いっていうか…。
落ち着かなくてさ。
で、これ書き始めたの。」
「で、そのまま、
ここで寝ちゃったってこと？」
その言い訳みたいな話し方が
なんだかかわいくて。
つい、
くすっと笑ってしまった私に。
西「笑わなくてもいいだろ？」
なんて言う
ちょっとすねた顔も、
愛おしい。
やっぱりこの人が好き。
後ろから抱きしめられて、
頬にキスをされる。
私も。
顔を横に向けて、
自分からキスをした。
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秋 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 URL貼ってくれてありがとうございます。 これですぐに読みに行けます。 (2019年1月4日 1時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 秋さん» コメントありがとうございます。言われてみれば…そうですね。リンク貼ってみます☆ご指摘ありがとうございます。 (2019年1月2日 17時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - また続けてのコメントですみません...。 いきなりこんなことを言ってしまいすみません...。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 続けてのコメントですみません(>_<) それならこの物語の説明の所にURLを貼っては どうでしょうか？ この物語を読む前にURLから大好きな人は。 にすぐに行ける様に。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 今物語の説明読んでいて思ったのですが...。 この歩む道。のお話の前に大好きな人は。 ってのがあるんですよね？ (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリ
| 作成日時：2018年7月5日 7時
