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鎌倉からの帰り道。
何度も何度も、
右手を行き交う車のライトにかざす私。
それを
見てるだけで口元が緩む。
「あ、西島さん。
私、今日は家に帰ります。
ずっと帰ってないから、ちょっと心配だし。」
西「ん。わかった。」
片手でハンドルを持ち、
もう片方のでは頬杖をつき、
車を走らせる西島さん。
西「なぁ？A。」
「はい？」
前を見て運転しながら
西島さんが、
ふいに言った。
西「俺、引っ越ししようと思うんだ。
今より広い部屋で、
家具とかも全部変えてさ
すぐにじゃないんだけど…。」
「そうですか。
じゃあ、少しずつ準備しないとですね。
でも、急にどうしたんですか？」
そう問いかけた時、
ちょうど
赤になった信号。
首を傾げた私の顔を見て、
西「一緒に、暮らさない？」
まるで
映画でも行かない？
っていうみたいにさらっと言われて、
一瞬耳を疑った。
なんの返事もしない私に
西「だめ、かな？」
と聞く西島さん。
「いえ…あの、
…びっくりして…。」
西「だよな。ごめん。」
「あのっ！
違うの！
すごく嬉しいです。
でも…」
そこで青に変わる信号。
また前を見つめる西島さん。
「私…。」
西「すぐに答えを、とは言わないけど。
これからもっと忙しくなるし、
二人の時間をちゃんと作りたい。
なら、一緒に住むのがいいかなって
前から考えてたんだ。」
たくさんの嬉しさと、
少しの不安と戸惑い。
「嬉しい、よ。ほんとに。
ただ、急だから。
びっくりして…。」
出会って1年半と少し。
ちゃんと付き合って半年も経ってない。
エンゲージリングの前にって、
この指輪をくれた西島さん。
それは。
私と生きていく、
家族になることを考えていてくれるって
わかる。
けど私はそれがうまくイメージできないんだ。
西「ゆっくりでいいよ。」
私の迷いをわかってる西島さんは、
手を伸ばして私の頭をくしゃっとする。
「…うん。ありがとう。」
そこから、なんとなく無言のまま
自分の部屋に送ってもらって
西島さんと別れる。
「じゃあ、明日。
お迎えに行きますね。」
西「うん。よろしく。」
車の中で、軽いキスをかわして、
何日かぶりの自分の部屋に戻った。
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秋 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 URL貼ってくれてありがとうございます。 これですぐに読みに行けます。 (2019年1月4日 1時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 秋さん» コメントありがとうございます。言われてみれば…そうですね。リンク貼ってみます☆ご指摘ありがとうございます。 (2019年1月2日 17時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - また続けてのコメントですみません...。 いきなりこんなことを言ってしまいすみません...。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 続けてのコメントですみません(>_<) それならこの物語の説明の所にURLを貼っては どうでしょうか？ この物語を読む前にURLから大好きな人は。 にすぐに行ける様に。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 今物語の説明読んでいて思ったのですが...。 この歩む道。のお話の前に大好きな人は。 ってのがあるんですよね？ (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリ
| 作成日時：2018年7月5日 7時
