人見知り少女は多忙だそうで…？

6話 ページ7

さて、お昼です。




え？時間飛ばしすぎ？




わかってます。




でも普通の授業のお話なんてつまらないじゃないですか。





………と、言っても私のお昼はいつも一人でなので結局つまらないでしょうね。





いつもの様に教室で持ってきた弁当を取り出し………





丸「なぁ、花登」





………幻聴と幻覚でしょうか？





何故か目の前に仁王君と丸井君が居て呼ばれた気がするんですが。




いや、きっと疲れているんだ。




私の気のせいでしょう。仕事のし過ぎはいけませんね。





丸「…無視すんなって」





前言撤回。





どうやら現実のようです。





貴『……すみません。考え事してました。
ご用件はなんでしょうか？』




仁「堅すぎじゃろ」




貴『貴殿方と話していると注目されるんですよ。』




既に女子からの目線が痛い。




丸「でもよぉ、お前と話す奴も近づく奴もいねーじゃん？
つか、話しかけずらいし」



貴『……気にはしてないですが中々痛い所を突いてきますね。嫌がらせですか？』




丸「ちげぇよ！」




貴『じゃあなんですか？』




仁「つまりじゃ、俺達に話しかけたくてもお前さんが居れば女子が話しかけてこんのじゃよ」




貴『人を虫除けみたいに言わないでいただきたいんですが。
っでそれを言いに来ただけですか？』



丸「んな訳ねーだろぃ、なぁ俺達と一緒にメシ食わねぇ？」



………聞き間違えでしょうか？




どうしてそうなる。



貴『……理由をお伺いしても？』




丸「そりゃ、お前と話したいから」




貴『……はい？』




理解ができない。



話したいこと？



今日初めて関わったのに？



何故？



断る？いや、でも断る理由もないし……。




もう少しだけ話を聞いてみますか。

7話→←5話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す