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ストーリー70 ページ20

あ「…ゆきちゃん…。その顔ダメだよ…。」

笠「……はぁ?」

あ「その顔、やめて…。」

わたしの心臓がもたないよっ…。


笠「…てんめぇ…、そんなに不快か、俺の顔は…」


どうやら、わたしの言葉を勘違いして捉えてしまったゆきちゃんは、落ち込んでいるのか、怒っているのか、なんとも複雑な顔をしています。


あ「え…?…あっ、やっ!そういう意味じゃなくて!」

笠「このやろっ!覚悟しやがれ!」

あ「きゃっ!?ちょっ…!」


ゆきちゃんは、がばっ と私をつかまえ、私の脇の下に手を伸ばし、こちょこちょをしてくる。


あ「…んぎゃあっ!…ちょっ…と、やめっ…w
ギブギブキブ!!離してよーっ」

笠「まだまだ」


底意地悪そうな声が聞こえ、顔が見えなくても、ゆきちゃんが悪い顔をしているのが容易に想像できる。


あ「離してってばー!」


ジタバタとベンチの上で暴れていると…


グラッ


あ「きゃっ…!?」

笠「わっ、ばかっ!」


ベンチがグラッ と揺れて、私とゆきちゃん2人仲良く倒れこむ。


あ「…ててて、ごめん、ゆきちゃ……ん……」

笠「…ってぇ…、ったく、気をつけ……」

あ・笠「「………。」」


目を開けると、お互いの顔が目の前にあるもので、どっちも驚いて一瞬思考が停止し、2人の間に少しの沈黙の時間が流れる。



ガバッ!!

笠「わっ、わりっ!」


私に覆いかぶさるように倒れていたゆきちゃんは、ようやく状況を理解したのか、勢いよく私から離れた。


あ「…う、あっ、ううんっ。私が暴れすぎたから…。ごめんね。」

笠「…いや、元は俺が悪ノリしたせいで…」

あ「…やっ、でも私が…」

笠「…いやいや、俺が…」

あ・笠「「………。」」



お互い目線を逸らし、再び私とゆきちゃんの間に沈黙の時間が流れる。



………き、きまずい…。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています! (2019年9月10日 19時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
14がすき(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 大変遅くなってしまい申し訳ございません。だいぶ離れてしまっていたんですが、頑張っていこうと思います。コメントありがとうございます!よろしければこれからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年9月9日 22時) (レス) id: c8accdc037 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます もう更新されないのでしょうか? (2019年6月30日 16時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
地味って便利 - 笠松先輩イケメンですね!楽しみにしてます。頑張ってください (2017年7月15日 22時) (レス) id: 3582ac3c0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:14がすき | 作成日時:2017年5月17日 22時

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