検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:9,286 hit

46何なの? ページ6

銀「なんだよ、アイツ。」


去っていったメイド長の背に、ギンは呟いた。

あの人は昔からそうなんだと伝えると、ギンは苦い顔をした。


 『ねぇ。ちゃんと紹介したいから、来て?』


ギンの手を引き、私は広い城内を進んでいく。

懐かしい感覚に囚われるが、今はそれに浸っている暇はなかった。

一刻でも早く、ギンを知って、認めてもらいたかった。


大広間の隣の、広いスペースに、私は探していた人影を見つけた。


 『兄様!』


呼び掛ければ、すぐにこちらに向いた兄様は、少し暗い顔をした。


 『兄様。先程はご無礼なこと、申し訳ありませんでした。』

 兄「あぁ、案ずるな。」


温かい笑みを浮かべ、優しく唱えられたその言葉は、私の心の奥底まで染み渡った。

だが、兄様は気が気じゃないのか、ギンの方に視線が行っていた。


 兄「貴方は・・・・Aの恩人様でしたか。」

 銀「あ、まぁそうっすね。」


腑抜けた返事のギンに深々と兄様は頭を下げた。


 兄「この度は本当に礼を言わせてもらう。」

 銀「いや、いいっすよ。」


本当にどうでもいいのか、はてさて何かに気がいっているのか、ギンは興味の無さそうな声だった。


すると、頭を丁度上げた兄様に、ギンは言った。


 銀「あの、一つ気になるんですけど、なんでA王女は地球にいたんすか?」


ハッと兄様の目がまるくなった。

私は気まずい空気になりそうだと俯いた。


皆のあの態度を見て、やっぱり疑問に思ったのか。

兄様は唇を噛み締めた。

47隠さないで→←45引き裂かれる


ラッキーアイテム

宇宙船

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!

ラッキーキャラ

土方十四郎


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 初恋   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あゆ隊長。(プロフ) - 山乙女 桜さん» 多分おそらくきっと(保証なし (2018年9月5日 19時) (レス) id: d013743546 (このIDを非表示/違反報告)
山乙女 桜(プロフ) - あゆ隊長。さん» 多分とおそらく多くね!? (2018年9月5日 19時) (レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ隊長。(プロフ) - 山乙女 桜さん» ということでおねしゃすです↓↓↓↓↓↓↓( ´_ゝ`) (2018年9月5日 18時) (レス) id: d013743546 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ隊長。(プロフ) - メイド長達が諦めない訳はこのあと出てきます(多分)兄が処罰しないのは優しさと他の理由はこのあと出てきます(多分おそらく)書くつもりなんだけどゴチャになってしまったから、最後の方でしっかりまとめる(多分おそらくきっと) (2018年9月5日 18時) (レス) id: d013743546 (このIDを非表示/違反報告)
山乙女 桜(プロフ) - あゆ隊長。さん» メイド長たちが何で虐待を諦めなくて、兄であるはずの王がそれを処罰するでもなく揉み消したのか。 (2018年9月5日 18時) (レス) id: c43285d175 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あゆ隊長。 | 作成日時:2018年6月26日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。