【ジェル】王子達に好かれてしまった【るぅと】

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「あの、望月さんって……部活、確か帰宅部でしたよね？」



今日は13日の金曜日。ちなみに放課後。


今ものすごく顔が好みの子に話しかけられました！！この子超↑可愛い！！

同じクラスだったのになんで今まで気付かなかったんだろうってくらい可愛い。女子力高そう。

ショートカットがよくお似合いですね！


つったってたら、隣にいた友達が肘でつんつんやってきた。
ちょっとやめてもらえます？私今この子と話しているんですの！


『帰宅部と言えば嘘にならないかもしれません！』


「え」


『帰宅部ってことです！』



「良かったぁ…」と肩を下げるその人。スルースキル高い(小声)

友達が今度は肘と肘をがって組んできた。
何がしたいの！？！？え！？！？


「あの…私、図書委員に指名されたんですけど…今度、バレーの試合があって！どうしても練習時間が必要なんです。なので、私と図書委員、代わってくれませんか？」


『良いですよ！』


可愛い子の願いは聞かないとダメだよ！隣でため息ついてんじゃないよ！


**


ということがあって約30分後。

委員会ってこんな簡単に代われるんだーすげーとか思いつつ当番行ったらなんかいた。橙の王子だった。死んだ。


友達は先に「もう知らないかんな！」とかいいながら帰った。帰らなきゃよかったねかんな。


今は何故か誰もいない図書室にいます〜なんで誰一人としていないんだよおかしいだろおい〜〜



「ほんと誰もおらんなー。」


『ですね〜』


「なんで図書室建てようと思ったんやろなー。」


『ですね〜』



自動ですね〜機みたいになってしまった。
王子は斜め前の席に、頬杖をついてなんかブツブツ言いながら座ってる。


『…今日はよく喋るんですね』


「え？」


『いや、普段全然喋らないのに今は一段と喋るなぁ、と…』


王子は未だ頬杖をついたまま「あぁ」と言った。


「だって二人きりやん。」






飲んでたお茶吹きそうになったわ

この人こんなチャラ男たらしだったっけ？？あれ？？
驚きで思わず顔なしみたいな声出しちゃったよ恥ずかしい！！


「それに普段周りがうるさいから元気とられるっていうか。」



あっ…(察し)

まぁそりゃこんだけモテてちゃあ自分の人格失うよねDAIGO

そう考えるとるぅと君凄いな…あれで演技してんだよ…怖い……絶対過去になんかあったでしょってレベルでハイスペックなんですけど……

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