【すとぷり】今日も会長が愛しい【るぅと】

ブラックモンスター会長 ページ7

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階段を登る。

副会長が入っていったと思われし部屋から、声が聞こえてきた。



『………！！会長の声！！』




「え、何も聞こえないんだけど」




耳の悪いころん君は放っておいて、耳を済ます。


耳を済ませば、あぁ。まるでカントリーロードが流れてくるような……
コンクリードロードはやめた方がいいぜ、なんて聞こえてくるようなないような……(多分ない)

耳を済ませば聞こえてくる、



「えっ！ころちゃんと秋野さん、来たの！？」




会長の声。




さっきからずっと、咳をしたり鼻水をすすったりする音がする。




会長の声が聞けて安心した。

けど…なんか…めっっっちゃ辛そう




「るぅとくーん。お見舞いきたよー。」




ころん君はいつもと変わらない様子で入っていく。


慌てて私も顔を覗かす。



『か、会長…調子はどうですか？』





会長は、顔を真っ赤にして、若干涙目でベッドに座っていた。




あ、あかん可愛い。




「ころちゃん…秋野さんも、ありがとう。ごめんね？迷惑かけたでしょ」



会長は熱を引くとブラックモンスターになる。私の脳内メモに書き加えた。




「いや、そんなことn『そんなことないです！！！！！会長が休んだ分は後に私が頑張って取り返すので！！！』えぇ」


可愛さで他の人の声なんか聞こえないわよ！！！！(口調)

叫ぶと頭に響くだろうから頑張って音量調節した。えらいぞ私！！！




会長は私たちをみてにへら、と笑う。



ｳｯｯｯﾂﾂﾂﾂｯｯｯｯﾂﾂｯｯｯ!!!!!!!!!!!!(心臓発作)




風邪だから？？？風邪だから会長がこんなにも可愛く見えてしまうのか？？？？




風邪じゃなくても可愛いけどさ！！！いや！！！まじ！！！




「明日には、体調直すよう頑張るね！だいぶ熱も下がったはずだから…」




『む、無理しないで下さいね』




もう私がｳｯﾍﾍとか言わないか不安しかなかった。多分普通だったはず。



「ありがとう、秋野さん。」




会長は、首を若干下げて、いつもより柔らかく笑って言った。






ｳｯｯｯﾂﾂﾂﾂｯｯｯｯﾂﾂｯｯｯｯｯｯﾂﾂﾂﾂｯｯｯｯﾂﾂｯｯｯ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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