【すとぷり】今日も会長が愛しい【るぅと】

夢見 ページ20

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ただいま職員室の中で会長がお話中。
普段は机上での作業だから会長が仕事してる姿って全校生徒会くらいしか見ることが出来ない。


職員室の壁は防災用に薄くなっているから、中の会長の声がよく聞こえる。





「文化祭の資料、読ませていただきました。まだ生徒会用しか刷ってないということなので言わせていただきたいのですが…〜〜」




向かいの壁にもたれ、会長の話を聞く。




…なんか、凄くかっこいい。





やっぱり、会長って生徒会長なんだなぁって。改めて思った。





「はい………そうですか…！ありがとうございます！……はい、はい。失礼します。」

(常時会長すぺしゃる活用してるため他の人の声は聞こえない感じです。)




ｶﾞﾗﾗﾗﾗ





『！会長』



職員室からでてきた会長のもとにかけよる。

教師が会長に、新たな資料を渡したっぽい。



『会長、持ちますよ』



「いえいえ！大丈夫です。僕、これでも一応男ですから！」




『で、ですが…』





「本当に大丈夫です。僕の言うこと聞けませんか？」




会長ずるい…




私が「すみません…」というと、会長は嬉しそうにふふっと笑った。





ｷｨｲｲｲｲｲﾝｺｫｵｵｵｵｵﾝｶｧｱｱｱｱｱﾝｺｫｵｵｵｵｵﾝ




爆音チャイムがなったので、何事だと時計を見る。




『…一般生徒の下校時間でしょうか』




「そうだとは思いますけど…チャイム壊れてたんでしょうか？まだ耳鳴りしてます。」





会長は苦笑いする。




夕方頃の会長と一緒にいると、なぜか緊張してしまう。

今も、この廊下を二人で歩いてるんだと思うと、なんていうか…ドキドキする。




「あ、そういえば秋野さん。」



『は、はい。なんでしょう？』




「秋野さんは、文化祭一緒に回る人とかってもう…？」




『いえ…まだ決まってませんけど…どうかされました？』









「僕と、一緒に回りませんか？」








夢でも見てるのだろうか。

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