お友達はじめました。【山本彰吾】

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山本彰吾side


今日はとにかくついてない。


最近うまくいってない彼女から、会って話がしたいと連絡がきた。


おそらく別れ話だろう。


さらに最悪なのは、仕事が押してしまって、彼女と約束していた時間には到底間に合いそうにもない。


仕事が終わって、急いでタクシーに乗って彼女のもとに向かったが、時間帯も悪く、道はかなり渋滞していた。


彼女の家までは少し距離があったがタクシーを降り、自分の足で向かうことにした。


歩き始めて、数分が経つと雨が降り始めた。


傘なんて持っているわけもなく、彼女の住むアパートについたころにはびしょ濡れだった。


ああ、本当に今日はついてない。


とにかく急いで彼女のもとに向かうと、展開はあまりにも予想通り過ぎた。


案の定、彼女には別れてほしいと言われ、俺は結局何を言うわけでもなく、別れを受け入れるほかなかった。


色々しんどいな。


なんか雨に濡れたせいか体もだるいし。


そういえば最近、風邪気味だったっけ、、、


どうしよ、結構ふわふわしてきた、、、


なんかやばいかもしんない、、、






そこからの記憶は曖昧で、


俺は朝、気づいたら知らない人の部屋のソファーで寝ていた。

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