【文スト】太宰さんの彼女は…【太宰治】

第5話:浮気 ページ6

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はっきり言おう。

依頼はあっさりと遂行した。

一週間って聞いていたけど、3日で終わりました。3日。

って事で帰ってきたよ。ヨコハマ。

現在夜12時。

依頼終わるの早すぎたけどまぁいいか。

そっと家のドアを開けて中に入る。

微かに声が聞こえる。

もしかしてテレビでも見てるのかなって思ったけど、リビングは真っ暗だった。

自分の部屋に入ろうと、寝室を横切った時だった。

？「ねえ。いいの？彼女帰ってこない？」

知らない女性の声。

太「出張に行ってるからね。帰ってくる心配はないよ」

？「あはっ彼女かわいそ〜」

太「……はぁ。煩いなぁ」

その後すぐに女の甘い声が聞こえてきたため、私は自分の部屋に入るのを止め、家を出た。

『はぁ……ははっ……っ…』

口説いてるとこだって見てきたし、太宰さんから香ってくる香水の匂いも我慢できたのに。

実際その現場に出くわすとダメらしい。

涙がボロボロと溢れ落ちていく。

私は太宰さんとキスした事だってない。

勿論それ以上も。

でもさっきの人は…。





私は本当に太宰さんの彼女と言えるのだろうか…？

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