第21話:翌日 ページ23
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翌日 探偵社
『あ、あの〜…太宰さ…』
太「治」
『お、治さん…。その、少しだけ離れてくれたり……』
太「嫌だけど?」
『……』
私の状態を簡単に説明すると…
探偵社に入ってすぐ、私はひょいっと持ち上げられた。
太宰さんは席に向かい、自分の膝の上に私を座らせた。
そして今、肩のところに頭をグリグリされているのだけれど…
『仕事、しづらいので…えっと…』
太「仕事しなくていいんじゃない?」
キーボードに置かれていた私の手に太宰さんの手が絡まる。
『…あの』
太「…A、我慢して仕事しなくてもいいんじゃないかな」
『我慢?』
太「腰、痛いんでしょ?」
『腰…?え、何で…』
太「うーん。私だってね?初めてだし優しくしようって思っていたのだよ?でも、Aってば私の理性思いっきり切ってきたしねぇ?」
『へっ……?』
私は少しの間ぽかんとして太宰さんを見ていたが、何のことかわかった途端、顔が熱くなっていくのがわかった。
パッと太宰さんから視線を外すけれど、皆私たちの方を向いていた。
与謝野先生とナオミちゃんはニヤニヤとしているし、敦くんと谷崎さんは顔を真っ赤にしている。
与「へぇ〜?やっとかい」
ナ「あとで話聞かせてもらいますわね!」
『あ…ぅあ……』
太「んふふっ。A可愛い〜」
『ちょ、太宰さん!?』
太「治。…A、そろそろ名前で呼ぶの慣れて欲しいのだけれど…?」
『ひぁ…』
耳元で言うものだから擽ったくてゾワゾワッとする。
太「今度名前で呼ばなかったらキスするからね」
『…ぅえ!?』
その後、与謝野先生達に質問責めを受けたのは言うまでもない。
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アミ - 更新おめでとう御座います!太宰さんと夢主ちゃんが幸せになることを願っています!更新頑張ってください! (2020年4月21日 11時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
水月(プロフ) - アミさん» ありがとうございます!頑張ります(^^) (2020年4月8日 16時) (レス) id: b463e0700f (このIDを非表示/違反報告)
アミ - すごく面白かったです!更新頑張って下さい! (2020年4月8日 13時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
水月(プロフ) - あげはさん» わあぁそうなんですか!ありがとうございます。頑張ります! (2019年6月21日 21時) (レス) id: b463e0700f (このIDを非表示/違反報告)
あげは(プロフ) - (っω<`。)ドキドキです。大好きな作品で毎日続きを頭で気にしながら過ごしてます。頑張ってください。 (2019年6月20日 19時) (レス) id: b629904c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水月 | 作成日時:2019年6月10日 20時