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もうお腹いっぱい
と私も店長もお腹をさすりながら
賑やかな夜の街をゆっくりと歩く帰り道。
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「店長、ご馳走様でした！！」
永瀬『美味かった？』
「はい！！もぉ…最高過ぎて…」
永瀬『んはっ、俺より食っとったもんなぁ』
「…す、すいません」
というよりかは
店長はお肉…よりも
お米を何度もお代わりしていて
今日、店長はお米が好きだと知った。
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店長は不意に、
腕時計を確かめる。
永瀬『20時過ぎたけど、もうお前帰る？』
「え？…あぁ〜」
20時
まだ20時か。
店長は予定でもあるのかな？
まだ帰らないのかな。
てことは、私はお邪魔だし帰った方が
永瀬『コーヒー飲みに付き合ってや』
「へ？」
店長は、ある場所へ指を指す。
そこは21時閉店の
可愛らしい喫茶店だった。
永瀬『それとも用事ある？』
「無いです！！行きます！！い、行きましょう！」
永瀬『おぉ…食い気味やな。ふふ、ほな行こか』
「はい！！」
人の心を読み取る能力
店長はもしかして、持ち合わせていたりして。
帰りたくないな
そうどこかで感じていた思い。
私は嬉しくて、自然と笑みがこぼれた。
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「コーヒー飲めるの、なんか素敵ですね。」
永瀬『飲んでみる？』
「いや…苦いのが私…得意では」
永瀬『ふふふ、お前のはココア？』
「はい…子供、…ですよね私。」
喫茶店では
店内にゆったりとした音楽が流れて
とても落ち着いた雰囲気。
外の景色を眺めながら
店長は足を組み
再びコーヒーのカップに口をつけた。
ビールや、コーヒーを飲んでいる店長の姿は
たった4歳程しか変わらないと分かっていても
私からすれば、大人に見える。
永瀬『ん？』
「あ、いや、すいません。」
永瀬『……？』
気付けばそんな店長を
じっと見つめてしまい
私は慌てて目をそらす。
すると
永瀬『…一個だけ聞いていい？』
「え？あ、はい！」
店長は気まずそうな顔をして
茶色い髪を触りながら話始めた。
永瀬『…俺ん所も、多分…警備のバイトも
時給はそんな悪くないと思うねん。…知らんけどな？
…で、それにお前プラスで新聞配達もしてるやん？
…どれか一個バイト減らしても食っていけるやろ。
と、…俺は思ってまうねんけど…』
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永瀬『違う？…』
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ayu(プロフ) - にこさん» 他担さんですか！？ええ、嬉しい\(//∇//)\★店長永瀬に沼落ちでしたか！？やった★これからも私の自由な妄想にお付き合い頂けると幸いです★ (2021年6月7日 23時) (
レス) id: 48c3815e05 (このIDを非表示/違反報告)
ayu(プロフ) - ☆。..＊アイス＊..。☆さん» アイスさん(o^^o)最近、占ツク低浮上ですいやせぇん…m(_ _)m笑 どのお話も大好きだなんて…★もう、好き！アイスさん好きー！！！\(//∇//)\ふふふ (2021年6月7日 23時) (レス) id: 48c3815e05 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 初めまして☆他担ながら、こっそり拝見させて頂いてました！(笑)ayuさんのお話の進め方や言葉の選び方が本当に素敵で、引き込まれて沼落ちしたのがこの作品です！店長最高。どのお話もすっごく好きで、更新楽しみにしてます◎頑張ってくださいね。 (2021年6月7日 21時) (レス) id: 2beed3f33a (このIDを非表示/違反報告)
☆。..＊アイス＊..。☆(プロフ) - ayuさん！いつも楽しく読ませてもらってます！どのお話も大好きで大好きで…！Twitterの方にも感想を送らせてもらってます！あとコメントにありますが、題名や設定などは読んでいれば分かる話でしょう。ayuさん気にしないでくださいね！これからも楽しみにしてます！ (2021年6月7日 14時) (レス) id: b777a69647 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 題名の『甘い夜』にした理由を教えてください。よく分からなかったので。 (2021年6月7日 13時) (レス) id: 6420a4fbbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayu
| 作成日時：2020年11月8日 7時
