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“おい。”






「……」






“Aってば”






.






.






.






平野『Aーーーー!!!』


「わぁああああっ!!び…っくりしたぁ、なに!?」






“平野、なんだ急に!!うるさいぞ!”

と、先生に怒られた紫耀は、

テヘッと適当に笑顔で返した後、

また私の方に顔を向ける。






そう、今は授業中。






私も含め、

クラス全員が紫耀の大声に驚いた顔をした。







平野『なんか今日ボーッとしてるからA。』


「…はい?…別に、…授業中はボーッとするでしょ」






そんな理由で私の名前叫ばないでよ。

と、心の中で呆れたように呟く。






私の隣の席に紫耀

そして私の後ろには、






.






永瀬『ボーッとすんな。留年すんぞお前ら。』


平野『別に、廉があとから勉強教えてくれるし。』


永瀬『ふふ、…だる。』






クラスも同じ、苗字の関係で席も近い。






学校のお昼休憩だって、






永瀬『うん、卵焼き旨い。』


「あっ!また勝手に人の卵焼きを…」


平野『ほら、俺のやるから。』






.







休み時間だって、






永瀬『お前、ブラ透けてんで背中。』


「…なっ!!ちょ、もぅ触んな!!」


永瀬『なハハハッ、なんでよ教えたってんねやん!』


平野『これだから思春期の男子は…』


永瀬『お前もやろ。』






学校へ行く時、帰る時、放課後。






そういえば、

いつも私達は一緒だった。






やはりそうなると決まって、

私達の関係を探るような噂も昔から絶えない。






そしてなにより、






「ねぇ。」


永瀬『なに?』


平野『ん?』






.






私達、






.






.






「あんた達、早く彼女作りなよ。」


永瀬『んふふ、うっさいお前が言うな。』


平野『アハハハハハッ!!』






今までお付き合いをした事が

一度もございません。






.

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設定タグ:永瀬廉 , 平野紫耀   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ayu | 作成日時:2020年9月29日 20時

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