～ネコ日和～【永瀬廉】２ (ページ38)

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Another story ページ38

kaito side…

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『れ～ん、今日Aちゃん見に来てたね！』

永瀬『おん。』

『………。』

ライブ終わり。

服を着替えている廉に

Aちゃんの話をしようと声をかけたんだけど

なんか知んないけど超不機嫌なんですけど。

『紫耀、れんが冷たい』

紫耀『ハハハッ、あんなんほっとけ。』

『なんか紫耀、知ってんの？』

紫耀『いや、多分これかな？的なのは知ってる。』

え、なになに。

また廉に何かあったの？

と紫耀に耳を傾けようとした時、

岸『廉、Aちゃん見たよオレ！！』

永瀬『うん。』

岸『紫耀のうちわ、持ってたよね！？ねっ！？』

永瀬『……。』

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はっはーーん…

廉って、めんどくさ…

『もしかして、…あれ？』

紫耀『ふふふ、多分ね。』

『え、やば。Aちゃん、大変だわこれ。』

紫耀『アハハハ、それ廉には言うなよ絶対』

てか、紫耀も嬉しそぉーー…

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廉は、

Aちゃんと晴れて付き合う事になった。

その報告を廉から聞いた時、

何故か俺涙が止まらなくてさ。

もう、それくらい凄い嬉しかったんだよ。

それからはもう、

初めて見る廉の姿を毎回楽しませてもらってる。

ニヤニヤしながら携帯を見てたり

かと思いきや急に眉間に皺寄せたり

Aちゃんの話題を出せば飛びついてくるし

かといえば、今みたいに不機嫌だったり、

もう忙しいよぉー？ほんと。

でも、

廉と出会ってから、

一番生き生きしてるんだよね。

今が一番、廉が廉をしてるって感じ。

よく分からんないけど。

『廉、今からAちゃんと会うの？』

永瀬『うん。お疲れ。』

『なにするの？ご飯食べ行くの？』

廉はリュックを背負い

怖い顔をしてキャップを深く被り

永瀬『なにするって、一つしかないやろ。』

『え？なに？』

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すると廉は、

俺の目の前に顔を近づけて…

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.

永瀬『みなまで言わすな。』

『……。』

それだけ言って控え室から出て行った。

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紫耀『…ゾッとしたわ俺。』

『俺も、足震えてる。』

岸『え、なになに！？どうしたの？』

Aちゃん。

次は廉のうちわ、持ってこようね。

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