～ネコ日和～【永瀬廉】２ (ページ18)

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？『ね、ねぇ待って！！』

？『俺ら怪しくないよ！？いや…怪しいのか？』

？『ね、ねねね、ねぇ、紫耀！どうしよぉ！！』

ピョンピョン飛び跳ねながら騒いでいる二人を

鋭く睨みつけ斧を振りかざす寸前の私。

？『ま、まずその斧は…ね？おろしてさ？ね？』

「…お金ならありません。」

？『お金？あ、お金なら要らないよ俺ら』

「…じ、じゃあ何が目的？」

と、

お互いある程度の距離を保ちつつ

何度かこのようなやり取りをしていると、

？『俺たち人探しをしてて。ね？紫耀！』

？『そそそ、えーーっとね。Aさんっていう…』

…っえ？

？『Aさんていう、おばあちゃん！』

「…おばあちゃん？」

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び…っくりした。

私かと思った。

てか何、この人達…

おばあちゃんを狙ってるの？

やっぱり、詐欺師かなんか？

それだったら、許せない…

「ごめんなさい、知らないです。」

それに、

この村にはAさんという私と同じ名前の

おばあちゃんは本当に存在しない。

わざわざこんな所まで来て、気の毒だけど…

？『やっぱりその地図、…合ってないじゃん？』

？『…いや。…廉が嘘ついてる可能性だって、』

「廉？」

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私は、

分かりやすくその名前に反応する。

？『え、廉のこと知ってんの？』

？『………』

「……廉って……あの廉ですか？」

二人は目をパチパチさせて私を見た後

そのまま静かに互いを見つめ合い、

「……えっ…と…」

二人は何かを察したかのように、

うん。っと頷き

そしてまた、私の方に視線を変える。

？『俺、分かっちゃったわ。』

？『ふふふ、こりゃ廉も内緒にするわけだ。』

「…な、…え？…」

ニヤニヤした金髪と茶髪は、

ゆっくりと私の方へと近づいて来て

「…ちょ、こ、来ないで下さ、」

？『Aさん、ですよね？』

？『てか絶対そうだよ！！』

「や、…やだ！来ないで！！！」

私はついに、その斧を振り上げた

その時、

紫耀『俺、King & Princeの平野紫耀です。』

海人『俺は髙橋海人です！廉と同じグループの！』

「……。」

キング…アンド……ん？

キングアンド…

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「…えっ！？」

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