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永瀬『……っ、……』
「…んっ、……はっ、」
永瀬『…A、……』
「……？」
お互い、少し息が乱れた状態。
鼻と鼻がくっつく距離で
永瀬はまた困ったように笑う。
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永瀬『…えっちな声出さんといて。』
「っ！…別に、…出してない…ただ苦しくて」
永瀬『……これ以上の事したくなる。』
「……」
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短いキスを2回3回とまた繰り返し、
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永瀬『あと3回チューしたら無理。…』
「……え？」
永瀬『我慢出来そうにないけど、どーする？……』
「……」
そう言った後にチュッ、と短くまた1回。
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永瀬『…あと2回』
「……」
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次はさっきよりも
ねっとりとしたキスを重ねて、
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永瀬『…次でラスト』
「……」
永瀬『……』
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私の髪を指で通す。
愛おしむように永瀬に見つめられて
私は、
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「……嫌じゃない」
永瀬『……』
「……けど今日は、……だめ。」
顔を真っ赤に染めて、
私はそれを隠すようにまた
永瀬の胸に頬を寄せた。
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永瀬『えーーー、…』
「…ごめん」
永瀬『んふふ、……嘘。…ちゃんと我慢するわ。』
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今日は、いつもと違う夜を過ごした。
少しだけ距離を空けて一緒に眠る。
なんでくっつかないの？
と問いかけると
襲うぞボケ。
と背を向けられた。
朝になると、隣に永瀬の姿は無くて
長い廊下で鉢合わす。
「…おはよ、永瀬」
永瀬『……はよ。…』
いつもに増して、
永瀬の目がしょぼしょぼしていた。
どうして途中で居なくなったのかと聞くと、
永瀬『…寝れるか、あの状況で。』
「……えーっと、…ごめん寝れなかった？」
すると突然グイッと腕を引っ張られ
広々とした廊下の端で優しいハグ。
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永瀬『寝込み、襲ってよかったん？笑』
「なっ！…」
永瀬『んふふ、……』
そして
寝起きの生暖かい身体はゆっくりと剥がされ
私の事を見下ろしながら永瀬は
若干頬を染めて言う。
永瀬『A。…俺、ちゃんと覚えてるよ。…』
「……」
永瀬『…昨日の事全部。…だから、』
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永瀬『…俺と付き合って＿＿』
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作者名：ayu
| 作成日時：2021年2月22日 9時
