～恋するオタク～【永瀬廉】２ (ページ21)

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12月31日＿＿

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永瀬『次？次？？優太出てくんの次！？』

「次だと思う、CM終わったらっ、っ！！」

永瀬『っは！』

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「優太様ぁあああああああああああ！！！！！！」

永瀬『優太ぁあああああああああああああああ！！』

髙橋『も、…っるさいなぁー笑』

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今年はいろいろありました。

高校生活、最初はにっちもさっちもいかない日々。

友達は出来ない、挙げ句の果てには

クラスのリーダー格永瀬廉に目をつけられ

優太様と出会い、オタクに目覚め

そこからは奇想天外

巡りに巡って今は、

あの天敵だった永瀬と、永瀬の家で

カウントダウンパーティーをしている私。

「ビックリマーク～♫なぜ5つもあるのかビックリマーク～♫なぜ5つもあるのか、そっんっなこっとぉ～♫あっソレ！言っわっれてっもぉ～♫」

永瀬『へい！へい！よいしょ！、あ、こらしょ！♫』

「ビックリマークの～、意味は～♫おっれっにしっかぁ～♫わっかっらなっいぃ～～！！！♫」

永瀬『せぃ！♫ズンチャズンチャ』

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髙橋『………くせ』

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全身紫ジャージに、うちわとペンライト

キラキラに飾られた部屋と

ピザ、お寿司、お菓子、ジュース

そして大きなホームシアターの前で

踊り狂う私と永瀬

こんなに充実した年末年始は初めてだ。

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永瀬『…はぁ、…はぁ、しんどっ、…』

「私汗かいてきた…」

髙橋『…あれはちなみになんという曲ぅ…かな』

「え？あれは “ビックリマーク5つの真実” だよ？」

永瀬『優太の新曲やん。海人知らんの？』

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歌番組を堪能し

カウントダウンでは海人も大はしゃぎ。

散々暴れて楽しんだ後は

大きな大きなお風呂までお借りして

私は如月さんの案内で

2人とは別の部屋に移動する。

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「はぁー…楽しかった」

メガネを外し、

ふかふかベットにダイブ

瞼を閉じると、ゆっくり脳がぼやけてくる。

今日は相当はしゃいだからね。

うとうとして、気持ちが良い……

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皆、…おやすみなさ

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永瀬『なぁ』

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「っひぇえええ！！！？お化け…っ！」

永瀬『誰がや。一応ノックしてんけど俺。』

慌ててメガネを装着。

するとあろうことか、

グレーのスウェットを着た永瀬が

棒立ちで私を見下ろしていた。

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