46 kaito side ページ46
kaito side…
.
「ついに、優太様の誕生日は明日です。」
永瀬『ん！』
「飾り付けもバッチリですね？」
永瀬『バッチリよ』
「ケーキの発注もオッケーね？�盒兇�ん」
�盒供悗呂ぁ�！』
.
みんなそれぞれ、持ってる。
悲しみや、苦しみを抱えながら生きている。
それを見せると心が潰れてしまうから
身体を大きく見せて誤魔化そうとする。
人間って強そうで、弱い。
だから、1人じゃ駄目なんだ。
�盒供悗◆�ねぇ、そういえばなんだけど』
永瀬『…？』
「…？？」
.
�盒供慍兇了�は海人でいいよ。廉は廉でいいし』
「え？呼び方の事ですか？」
�盒供悗世辰董△覆鵑�よそよそしいじゃん。ね？廉』
永瀬『……』
.
廉は指をモジモジしながら考える。
多分、答えは決まっていて
それをどのように伝えるかだけを考える。
まぁ、予想はついていたけど
結果はこんな感じ。
永瀬『別になんでもええわ』
「…かぁーー、…冷たい人。」
永瀬『…っさい』
照れるなら、素直になった方が潔いのに。
やれやれ…
「じゃあ、…か、海人。」
�盒供悒錺魯呂叩�不自然〜笑』
「あと、永瀬」
永瀬『……っ』
「これでいいですか？」
�盒供悗佞奸△いい佑А繊�
永瀬『…苗字…』
.
.
ねぇ、A。
廉を宜しくね。
脆くて繊細でどうしようもないけど、
永瀬『…あと、さ』
「ん？」
永瀬『そのたまに出てくる敬語なんなん？』
「え、あーー、…ごめんなさい、つい」
永瀬『うざいそれ。』
.
.
永瀬『…壁、感じる』
根は温かい人だから。
.
.
「……ふふ、分かった。やめるね」
永瀬『なにわらってんねん…』
「ふふ、べーっつにぃ？？」
永瀬『笑うなブス』
「うっせぇー中身ブス」
永瀬『はぁ！？』
.
まーた置いてけぼりだから、
とりあえずここで締めようか。
彼女の学生生活5ヶ月目
友達とはまた少し違う、
新たな種類の仲間が出来た。
出会いも印象も互いに最悪。
毎日喧嘩の絶えない男と女。
「永瀬が先に言ってきたんでしょ」
永瀬『…てか、…ずっとそれ？』
「ん？」
永瀬『俺は、…永瀬？苗字？…』
だけど確実に生まれ始めている
2人の絆。
それに気付くまで、
まだ少し時間はかかりそうだけど＿＿
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作者名：ayu
| 作成日時：2021年1月31日 1時
