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「すいません。遅くまでお邪魔してしまい…」
如月「いえ。またおいでなさって下さい」
私の自宅前まで送り届けてくれた。
如月のお爺様は、ゆっくりと身体を曲げお辞儀をし
そのまま車に乗り込もうとした、
直前で何故か手を止める。
如月「坊っちゃまを」
「……？」
そしてお爺様は、振り向きざまにこう言った。
如月「今後とも宜しくお願い致します…」
「……」
如月「それでは…」
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明らかに私の町で浮いてるリムジンは
ゆっくりと角を曲がり消え去った。
「……」
きっと深い意味はない。
何故か重く聞こえたその言葉をこの時の私は、
あまり気にしないように脳を切り替えた。
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私は昨日からどうも、
少女漫画の異世界に潜り込んでしまったようだ。
だってこんな事、現実にあっても良いのか…
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「ねぇ！どぉいう事よ！説明しなさい！」
「…い、いやぁ〜。そぉ言われましても…」
「放課後にこそこそ貴方達が落ち合っているの私知ってんのよ！廉くんのような人が貴方みたいなゴミ女と
連むだなんておかしいに決まってるじゃない！！」
私の顔の横には、この方の右手
背中にぺたりと張り付いた廊下の壁
まさに、壁ドンッ！！！！
これは女性にされるパターンもあるのか。
「貴方、なにをたぶらかしたの！？」
「…だ、だから」
「廉くんに手でも出したら私、」
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「あんたの事、一生許さないから＿＿」
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�盒兇�ん。
この後の悲劇を、簡単に説明してくれる？
私にはもう、そんな気力1ミリも…
ばたんっ……
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作者名：ayu
| 作成日時：2021年1月31日 1時
