番外編 ページ45
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「良かったの?」
『…良かったってなにが?』
「途中から来たのは私なのに」
さっそく身体を抱き寄せて
不安気に話すAの唇を塞ぐ。
「……っ」
酒の味がするお互いの舌を絡ませて。
………あー、やば
『じゃあ呼び戻す?あいつら。笑』
「ふふ、…意地悪だね廉くん。」
『んふふ、……』
俺は止まらない欲望のまま
Aをソファに寝かせて
白い首筋に唇と唾液を這わせる。
.
『…Vネックとか着て来んなよ』
「…?」
『……見えるやん』
そう言いながらVの部分を指でクイッと引っかける。
いやらしい感情と同時に
沸々と湧き上がる独占欲。
「…ふふ、大丈夫だよ」
『大丈夫ちゃうの、100%見てるから男は』
「んー、じゃあ気をつけるね?」
『…ん。』
モヤモヤは、未だ消えない
頭の中のそれをかき消すように
俺はAの服の下に手を入れる。
俺と付き合う前にAは
どんな奴とクリスマスに会う約束をしたんやろか。
ほろ酔いなるまで飲める友達は勿論、女の子やんな。
それとも、数名の中に男は混じってたんかな。
それやったらちょっと嫌やなぁ
出来れば女の子達だけであってほしいなぁ
『…うぇ、…?』
「……」
すると突然、
俺の両頬が小さな手にパチンッと挟まれる。
ん?っとした顔のままAを見下ろすと
「…廉くん、今違う事考えてるでしょ。」
『………』
「………」
ムスッとした表情のAは、
ちょっと珍しい。
「…集中してないもん。廉くん。」
『そぉ?笑』
「……私の勘違い?」
『んん〜?…んふふ』
嘘が下手くそやなぁ、俺。
呆れるわ、ちょっと。
Aはソファから立ち上がり
ケーキ食べよっか
とその場から立ち去って行く。
『ちょ、…待ってって』
「ケーキが食べたくなったの」
『や、…ごめん集中してないとかじゃないねん』
「もういいってば。」
急いで後ろからAの腕を掴み
そのまま抱きしめる。
『…分かった、じゃあ一個だけ聞いていい?』
「……?」
『いや、…どうしよかな。…んんー、』
「ねえ、なに?笑」
面倒くさいとか思われたらどーしよ。
それとも、クリスマスという特別な日に免じて
『Aさん。』
「ん?笑」
いい?
甘えちゃって。
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aimi(プロフ) - ギャーーーーーーーーーーーわーーーーー‼️今回もすごかったです‼️廉くん目線難しかったですよね?私達のためにありがとうございます✨これからも応援してます✨ (2021年11月2日 19時) (レス) @page42 id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
aimi(プロフ) - 長文すみません、、、 (2021年11月1日 20時) (レス) id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
aimi(プロフ) - すごく面白かったです‼️まとめみたいなのが大好きです❗️廉くんも可愛かった❤️すごく良かったです‼️これからも頑張ってください!応援してます✨ (2021年11月1日 19時) (レス) id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
aimi(プロフ) - 初めまして?小さな世界の感想書くところがなかったのでこちらでいいですか❗️書かせていただきます✨ (2021年11月1日 19時) (レス) id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
ayu(プロフ) - かなさん» かなさん★おーーーまたせ致しましたすいません…( ;∀;)ようやく新作公開しております!是非お暇な時に読んでいただけると幸いです★ (2021年1月31日 2時) (レス) id: 72acefca01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayu | 作成日時:2020年11月27日 19時