～先輩の隣は～【永瀬廉】 (ページ43)

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そっか。

先輩はちゃんと彼氏、彼女になってからじゃないと

こういう事、したくなかったんだ。

可愛い…可愛すぎます、…先輩。

「…ふふふ」

永瀬『…早よ呼んで。』

「…先輩、…なんか可愛いですね。」

永瀬『……。』

あ…

やべ。

どうやら私は、

先輩の変なスイッチを押してしまったようで…

永瀬『そんな事言うてええねんな？』

「…いや、…その…っ！！…あ…ちょ…ま、待って」

永瀬『なに』

「…わ、分かりました。…呼ばせて頂きます。」

私は、先輩の左腕を掴みながら

一瞬考えるように黙り込んで、

そして、

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「…好きだよ。……廉。」

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と、照れながら言うと、

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永瀬『…んふふ、なんか余計興奮してきた。』

「な、ちょ！」

永瀬『だぁいじょうぶやって。』

私の頬を愛おしそうに撫でた後、

ニヤッと笑い、

先輩はこんな言葉だけを最後に残して＿＿

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＿＿優しくするから。

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お互いの指を絡め合い

先輩と後輩という関係を

少しずつ壊していくかのように

この夜は、

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何度も＿＿

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