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歌い手さん ver. ページ2




某オリジナル曲の収録の最中にそれは突然に起きた。

リスナーさんからの一通のDMだった。


『こんばんは。急にDMしてごめんなさい。某サイトに載ってる本名はデマなのか確認したくてDMしました。○○さんですか?』

僕の本名らしきものが某サイトで出回っているのは以前から把握はしていたが、それは嘘の情報。

両親から頂いた素晴らしい本名は、友達と仕事仲間の数名しか分からない。


『違うよ。教えてくれてありがとう』というようなニュアンスの返信を送り、再度収録に励む。


DMをしてくれたリスナーさん曰く、「貴方以外の歌い手さんの本名らしき名前も使っている」とのこと。
その方と会う機会が会ったら報告だけでも…とは書いてあったが、僕はあんまり家から出ない。

インドア派というより、ひきこもり系歌い手である。

もし僕の家に遊びに来るようであれば、その時に思い出せば言おう。

頭の中で思考を巡らせた結果、このような答えが出た。




−−−−−


月日は過ぎて。

今日は某ゲーム実況の収録。
バカ2人組と僕たち2人組の4人でのゲーム。

何事もなくその日の実況収録が終わり、みんなが帰路につこうとした時。

先日リスナーさんが教えてくれた事を話した結果、みんなでその小説を音読してみることにした。


書かれている内容はあまり好きにはなれなかった。

正直な感想を言うと、気持ち悪い。
僕はこんな性格(キャラ)じゃない。



隣にいるバカ2人組は、「リスナーから俺ってこんな風に見えてるのか!」「ある意味、大喜利やで(笑)」というような会話をしていましたとさ。

おしまい。



↓↓↓
歌い手さんに二次創作を見せた結果
「人にもよるが、大半は嫌がるか笑いのネタにするかのどちらか」

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作者名:亜優斗 | 作成日時:2018年7月11日 0時

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