過保護な後輩 (ページ9)

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9.朝ページ9

目を覚ますと知らない天井。横を向けば…

「…安田くん！」

服は一応着てるし、

『スーツはシワになっちゃうんでそこのハンガーにかけてありますよ』

横を向けばニコッと笑った安田くん。

『おはようございます』

「お…おはよう安田くん」

『その顔は何も覚えてないって顔』

「…ハイ、何も覚えてません」

安田くんとご飯食べに行ってビールを一杯飲んで、そこから…？

『酔ってベラベラ喋った後に寝そうになったから急いでお店から出て』

『タクシー乗せたら寝たんでこの状況です』

「…ごめん、本当に、」

『お酒飲むんやめた方がええよ』

「1杯ならいつも飲めるし…」

『……とりあえず風呂どうぞ、パーカーとかでいいですか？』

「さすがに悪いし、帰るよ」

『…悪いと思うんやったら今日1日僕に付き合ってください』

私の目を見つめてくる彼は嫌とは言わせない顔をしてて

「わかった、お風呂借りるね」

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Aさんがお風呂に行くのを見送ってから冷蔵庫を見れば何も無くて仕方なくコンビニに行った。

昨日の夜、大倉と遊ぶって言った後俺が詳しく聞こうとしたら寝ちゃって全然起きてくれへんし、家も知らんから俺の家に連れてきた。

とりあえずAさんを俺のベッドに寝かせて俺はソファーかなって思ってベッドを後にしようとしたら寝言が寝ぼけてとったんかわからんけど俺の名前呼ぶから俺の理性がどこかに行ってキスだけした。

多分Aさんは何も覚えとらんと思う。

俺好きなんかな、Aさんのこと。

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