始末屋さんの甘い誘惑～8UPPERS～ (ページ32)

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地獄絵図【黄】ページ32

今日は、裏の仕事がないため、みんなでお好み焼きパーティー。

わいわいお好み焼きを焼きながら彼らのメインはお酒を飲むこと。

お酒があまり得意ではないマックとシェリー以外酒豪揃いの彼ら。

バーという場所柄どんな酒でも置いてあるので、それぞれ好きな酒をとってグラスに注ぐ。

「では！なんでもない日にかんぱ～い！」

とガムの乾杯の音頭でそれぞれガラスを合わせる。

それから3時間後、ホールは地獄絵図だった。

ソファで折り重なる様に寝ているマックとジャッキー。

床のラグの上で大の字になっているジョニーとトッポ。

机に突っ伏して眠るアーセナルとそれを起こそうと必死な千鳥足のガム。

エースはというと、ベロベロに酔っ払ったシェリーに絡まれていた。

「ねぇ、エースちゅーしよ？」

「はぁ？お前飲みすぎや、ほら水」

とペットボトルを開けてシェリーに水を渡す。

「なんでこっち見ないの？ねぇ」

と両手で顔を挟んで自分の方に向ける。

「いや…酒臭いねん」

と照れを隠す様に悪態をつく。

「臭くないもん！」

と頬を膨らませるシェリーはいつもに増して子供っぽく可愛く思える。