入浴剤【橙】 ページ18
今日は、裏のお仕事が忙しいのでバーはお休み。
戦闘メインのガム、シェリー、アーセナル、エースの中から1人だけ駆り出されることになり、ジャンケンで決めた結果エースが行くことになった。
出かける直前までぶつくさ言っていたが、ジャッキーに引っ張られ渋々出かけていった。
残った3人は普段の戦闘の疲れを癒そうと各々自由に過ごしている。
シェリーは、ゆっくり過ごせる日に使おうと買っておいた高い入浴剤を引き出しから取り出し上機嫌で風呂場に向かう。
鼻歌まじりに扉を開けると、今まさに出てきたばかりのガム。
「え?ガム?」
「え?シェリー?」
と2人見つめ合い時が止まる。
「ご、ごめん!出るね」
「なぁ、一緒に入ろうや」
と背中を向けたシェリーの手を引いて抱き寄せ、耳元で妖しく囁く。
タオルを巻いただけの彼の体はまだほんのり暖かく濡れた髪からぽたぽた落ちる水滴が色気を存分に引き出している。
「それ、めっちゃ高い入浴剤やろ?ミルクのやつやから気になっててん。なぁ…一緒に入ろ」
耳まで真っ赤になっているシェリーの顔を覗き込み小首を傾げるガム。
「タオル巻いて入るなら…」
「ほな、僕今タオル巻いとるから先入ってるな?入浴剤入れとくで?」
とシェリーが言い終わる前にルンルンで入浴剤を受け取り風呂の中へ。
「大変なことに…」
とまだ心臓の鼓動がおさまらないまま、タオルを巻いて風呂場に足を踏み入れる。
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作者名:相楽麗 | 作成日時:2021年2月16日 0時