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小|中|大|僕にはもう1人、弟がいる。
『…俺に構うな。』
人一倍、他人にも自分にも厳しくて…
それ以上に優しいのに、それを表に出せない不器用な…弟が。
『…これを俺が選んだこと、アイツには言うなよ。』
誰よりも、あの子の未来を案じているのに…
わざと、冷たく接していた…
優し過ぎる、悪魔が。
『…天。お前はアイツのヒーローだ。どんな時も…陸を励ましてやれる。』
『でも…俺は、アイツの悪だ。アイツの笑顔を曇らせることしか出来ない。』
『だから、俺はこれからも悪であり続ける。その代わり…お前はこれからも、アイツのヒーローでいてやってくれ。』
「陸にキミが嫌われ続けるなんて…ボクは嫌だよ。」
大切な弟に悪魔になんてなって欲しくなかったのに…
『…嫌われるのには慣れている。お前に重荷を背負わせることになって…すまない。』
『でも…こんなことは、お前にしか頼めないからな。どうか…聞き入れてほしい。』
かつての僕に、悪魔に望んでなった弟を止める力なんてなくて…
結局…ボクは彼の思うがままに、陸のアイドルになった。
でも…
ボクはもう、あの子の側にはいられない。
だから、今度はキミが…
あの子のヒーローになってよ。
…海。執筆状態:更新停止中
『…俺に構うな。』
人一倍、他人にも自分にも厳しくて…
それ以上に優しいのに、それを表に出せない不器用な…弟が。
『…これを俺が選んだこと、アイツには言うなよ。』
誰よりも、あの子の未来を案じているのに…
わざと、冷たく接していた…
優し過ぎる、悪魔が。
『…天。お前はアイツのヒーローだ。どんな時も…陸を励ましてやれる。』
『でも…俺は、アイツの悪だ。アイツの笑顔を曇らせることしか出来ない。』
『だから、俺はこれからも悪であり続ける。その代わり…お前はこれからも、アイツのヒーローでいてやってくれ。』
「陸にキミが嫌われ続けるなんて…ボクは嫌だよ。」
大切な弟に悪魔になんてなって欲しくなかったのに…
『…嫌われるのには慣れている。お前に重荷を背負わせることになって…すまない。』
『でも…こんなことは、お前にしか頼めないからな。どうか…聞き入れてほしい。』
かつての僕に、悪魔に望んでなった弟を止める力なんてなくて…
結局…ボクは彼の思うがままに、陸のアイドルになった。
でも…
ボクはもう、あの子の側にはいられない。
だから、今度はキミが…
あの子のヒーローになってよ。
…海。執筆状態:更新停止中
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