♯22 ページ23
TRIGGERのライブという、夢のような時間は終わり…
最高の時間を満喫したファンたちは星空の下、帰路へつく。
海もまた、尊に支えられながら…帰路についていた。
「あははは！すごい楽しかったな！TRIGGERのライブ！」
楽しそうにTRIGGERのライブの感想を語り合う…IDOLiSH7のメンバーと共に。
「最高に楽しかった！マネージャー、もう解禁だよな！歌もダンスも！」
そんな中、三月がライブでの興奮が冷めやまぬという様子で…同行しているマネージャー、小鳥遊 紡に問う。
「はい！解禁です！」
紡は、それに笑顔でこたえ…禁止していたという歌とダンスをする許可を出した。
「やったー！なあ、TRIGGERのあの振り、格好よくなかった？このステップ……。」
「違う、こう。」
「あはは！道ばたで回るなよ！」
「超楽しい。」
すると、問うた三月を中心に道ばたでステップを踏み始め…
「ワタシたちの曲もイカしてます！1、2、3、4……」
「ジャンプ！イエーイ！ナギ、揃った！」
「YES！パーフェクト！」
TRIGGERのパフォーマンスに対抗するかのように、ナギが自分たちの歌を歌い始め…陸がそれに便乗する。
遂には、見守りに徹していた一織たちなどのメンバーも巻き込んで…IDOLiSH7の歌を最初から歌い、踊り始めた。
場所は、ライバルになるであろうグループの…ライブ会場近くの道端。
ライトは夜空に浮かぶ星の光だけで、先程見たTRIGGERのライブに比べれば…質素で地味で、技術もまだまだで拙いものなのかもしれない。
しかし…何故か、海の目にはそんな彼らのステージもまた…TRIGGERのライブに劣らぬ輝きを放っているように思えた。
そして…以前、ガラガラの会場でファーストライブをし、一生懸命に歌い踊っていた姿を見て…久しぶりに熱くなった時のことが鮮明に思い返される。
そうなれば、もう…
『……スゥ…ハァ…』
海はずっと押し殺してきた、突き上げてくる感情を止められなかった。
♪〜
大きく深呼吸をすると、歌い踊るIDOLiSH7に自分の歌を重ね合わせるようにして…海は歌いはじめる。
IDOLiSH7のメンバーも、マネージャーである紡も、海を隣で支えていた尊も…思わず、驚いたように目を見開いたが…
歌い踊るIDOLiSH7のメンバーの元には、大きな人だかりが出来ており…パフォーマンスを止めることは許されない。
故に、彼らはそのまま…歌い踊り続けた。
ファーストライブの夜…自分たちが恋をした、あの麗しい歌声が自分たちの歌声に重なる快感に酔い痴れながら。
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月(プロフ) - キャベツの芽さん» はじめまして！コメントありがとうございます！尊くんもちゃんと受け入れられていて、大好きだと言ってもらえる程だと知れて安心しました！本当にありがとうございました！ (2019年5月24日 17時) (
レス) id: f01d23ed14 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツの芽(プロフ) - 初めまして|´-`)ﾁﾗｯ海くんも尊くんも大好きです！！これからも楽しみにしております！！ (2019年5月24日 14時) (レス) id: 270caf8b44 (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - Suiさん» コメントありがとうございます！これからも海くんのことを温かい目で見守ってくださればと思います。 (2019年3月26日 23時) (レス) id: f01d23ed14 (このIDを非表示/違反報告)
Sui - 続きがすっごい気になります!更新頑張って下さい！ (2019年3月26日 21時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
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