438 泣きたい ページ38
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ヒョンの一言で全て悟った。
ﾃﾐﾝ「僕のアヤちゃんにこんな顔させて。」
最初からこのヒョンは。
――ちっ、あの人クビだわ。
ダンサーが間違えたことに怒ってたんじゃないんだ。
怒ってた本当の理由は、
アヤにケガをさせたことだったんだ。
ﾃﾐﾝ「キツい？」
アヤ「ううん、これくらいがちょうどいい。」
ﾃﾐﾝ「ん。じゃあ本番何とかこれで耐えて。」
アヤ「うん、ありがとうっ…」
俺が話しかけたとき、君はあんなに笑いかけてくれて。
でも、その時君は、本当は。
痛みに耐えていたのだろうか。
改めて今いる場所を確認すると、人通りはほとんどない。
誰にも見えないところで、一人で痛みに耐えようとしていたのだろうか。
「っ、、」
そう思うと、何だか自分がとても情けなくて。
なんて非力なんだろうって。
泣きたくなった。
ﾃﾐﾝ「控室行く？」
アヤ「うん。」
ﾃﾐﾝ「ほら、腕貸すよ。」
アヤ「ごめん、」
ﾃﾐﾝ「違う。」
アヤ「…ありがとう。」
ﾃﾐﾝ「ん、行こ。」
去って行く二人の背中を見つめていると、
ｼﾞｮﾝｲﾝ「お前は別に何も悪くないよ。それが普通だから。」
「え？」
同じように二人の背中を見つめるジョンイニヒョンがいた。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「俺たちはテミナと同じ場所で、同じ時間、皆アヤを見ていた。それでも俺たちは気付かなかった。ここで会った時も、大丈夫だと言うアヤを信じて、安心した。
でも、アイツはいつも違うんだよ。」
ジョンイニヒョンが紡ぐ言葉の全てが真っすぐに心に響く。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「全部、見抜くんだよ。絶対に見逃さない。
何を考えて見てたらあんな風になれるんだろうな。」
「っ、」
ｼﾞｮﾝｲﾝ「俺だってっ…」
――アヤを見てるのに…
聞こえるか聞こえないかそれくらいの声量だったのに妙に俺の耳に木霊する。
二人とは逆方向に帰って行くジョンイニヒョンに、かける言葉が見つからなかった。
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あやテテ(プロフ) - のりかさん» 今更すみません…！振り返って見たらコメント返し忘れていたみたいです…。本当に本当に申し訳ございません…！コメントありがとうございました！ (2021年5月30日 21時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» 最近更新してなくてすみません…。嬉しいお言葉ありがとうございます。頑張ります！！ (2019年9月13日 7時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 名無し74239号さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年9月13日 7時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！これからも楽しみに待ってますね！！^ - ^ (2019年9月13日 6時) (レス) id: 78097fd4eb (このIDを非表示/違反報告)
名無し74239号(プロフ) - 毎回楽しませてもらってます！更新待ってます！ (2019年9月12日 23時) (レス) id: 51bece6398 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年5月27日 15時
