373 限界 ページ23
.
誰かに引き寄せられて、とんとんと優しく背中を叩かれる。
「っ、ヒョンっ…」
ｼﾞｮﾝ「…これだけ人を傷つけといて何も感じない？
言っとくけど俺達は弟と妹を傷付けられて平気な顔でいられるほどクズじゃない。」
ﾁｮﾝ「っっ、」
ｼﾞｮﾝ「アヤは、どこだ。」
ﾁｮﾝ「っ、多分、空き室です…」
ｷﾎﾞﾑ「あのねぇ、空き室なんて結構あるよ？どこ？」
ジョンヒョニヒョンから離れて涙を拭く。
アヤを、見つけないと。
ｾﾌﾝ「っ、もしかして…非常口付近の…？」
ﾁｮﾝ「…はい。」
セフナは唇を噛み締めて俯いた。
ﾍﾞｸ「どうした？」
ｾﾌﾝ「ごめんなさいっ…、俺、また…」
アヤが事務所の作業室で襲われた時と、全く同じ表情をするセフナ。
ああ、きっと。セフナは気付けたかもしれない場所にいたんだ。
でも、セフナを責めるつもりは微塵もない。
そんなことより今は、
「アヤのとこ…行かないとっ…」
走って向かった。
「アヤっ…！」
空き室に着いて辺りを見回すけど、アヤはそこにはいなくて。
どんなに見渡しても、どこを探しても、
君は見つからなかった。
「そんな…」
ﾃﾋｮﾝ「…なんでここにマイクがあるんだろう…。それと、水…？零れてる…。」
その時、ふと独特な薬品のような匂いが鼻を掠めた。
それは以前嗅いだことのあるもの思い出すのは、アヤの水を飲んだスタッフさんが目の前で倒れたあの時のこと。
その時も、同じような薬品の匂いが僅かにしていた。
そしてその匂いのもとはおそらく。
地面を濡らしている水。
「まさかっ…」
ﾁｮﾝ「ごめんなさいっ、私っこんな大事になるなんて知らなくてっ…。」
そんなんで、許されるわけない。
そう言おうと思った時、
勢いよく開いて、さっきの部屋で待機しているはずのジョングク君がやって来た。
ｸﾞｸ「ヒョン達…！大変です…！
アヤヌナに盗作疑惑が…！！
今、ネットの速報で…リーナさんの作った曲をヌナが盗作したって…。証拠もあるらしくてっ…。」
もう、限界だったんだ。
グイッｰ
ﾁｮﾝ「っっ…！」
ｼﾞﾝｷﾞ「っ、テミナっ…！」
ﾐﾝﾎ「テミナっ…やめろっ！！」
「アヤに…、」
ガンッｰ
ﾃﾐﾝ「アヤに何したんだよっ…！
答えろっ…！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 247人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミッキー - あやテテさん» お疲れさまでした！これからも頑張ってください！ (2019年5月18日 1時) (携帯から) (
レス) id: cea7e59c44 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - ミッキーさん» ありがとうございました！終わりましたー！引き続きよろしくお願いします！！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» ありがとうございました何とか終わりましたー！更新頑張ります！！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テスト頑張ってください！！！！ (2019年5月8日 0時) (携帯から) (レス) id: cea7e59c44 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - テスト頑張ってくださいね〜！！！！！ (2019年5月6日 4時) (レス) id: 78097fd4eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年3月28日 23時
