351 現実 ページ1
ｰTAEMINｰ
「視聴回数は？」
ｽﾀｯﾌ「まだリーナさんよりは少ないですが急上昇中です。恐らく3日以内にはリーナさんの曲を超えるかと。」
ｼﾞﾝｷﾞ「アルバムの売り上げは？」
ｽﾀｯﾌ「予約だけだとアヤさんは既にリーナさんを抜いています。」
ｼﾞｮﾝ「やば…」
ﾐﾝﾎ「アヤすごいな…」
ｽﾀｯﾌ「でもこれからどちらとも増え続けると思うのでまだ分かりません。」
今回のアヤは今までで1番追い詰められていて、今までで1番必死になってる。
それは多分、何よりも売り上げを気にしているから。
朝早くから夜遅くまで作業室にこもったり、歌の練習をしたり。
とてもじゃないけど妊娠している人がするような生活ではない。
でも今回ばかりは代わってあげることも、助けてあげることも不可能で。
僕ができることは、アヤを見守ることだけ。
「アヤ、お疲れ様。」
アヤ「こんにちは。テミン君。」
買ったココアをあげると嬉しそうに頬を緩ませたアヤ。
「お腹の子もココアが好きになるかもね。」
アヤ「そうかも笑」
楽しそうに笑う彼女に自然と口角が上がる。
「アヤの髪本当に綺麗。」
アヤ「そうですか？最近染めることも増えたから少し傷んできてますよ。」
「ううん、サラサラつやつや。」
思わず手を伸ばすとふわっと香る家のシャンプーの匂い。
近くにあったキャスター付きの椅子に座ってアヤに近付く。
「ん、おいで。」
アヤ「え…？」
パッと腕を広げるとアヤは目を丸くした。
「座りながらの対面ハグに憧れてるの。」
アヤ「……。」
僕の言葉を聞いたアヤは1度僕を凝視して、それから。
ぎこちなくそばまで来て、
ぎこちなく抱き着いた。
アヤ「あ、あの…」
「アヤめっちゃ軽いから体重かけても大丈夫。」
最初こそ照れくさそうにしていたアヤだけど、
「っ、可愛いことしてくれるね。」
アヤ「黙っててください。」
グッと僕の胸元に頭を押し付けてきて、
ああ、落ち着くなあって。
ずっとずっとこんなに平和だったら良いのに。
現実を思ってため息がこぼれた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 247人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミッキー - あやテテさん» お疲れさまでした！これからも頑張ってください！ (2019年5月18日 1時) (携帯から) (
レス) id: cea7e59c44 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - ミッキーさん» ありがとうございました！終わりましたー！引き続きよろしくお願いします！！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» ありがとうございました何とか終わりましたー！更新頑張ります！！ (2019年5月17日 17時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テスト頑張ってください！！！！ (2019年5月8日 0時) (携帯から) (レス) id: cea7e59c44 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - テスト頑張ってくださいね〜！！！！！ (2019年5月6日 4時) (レス) id: 78097fd4eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年3月28日 23時
