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『うん。分かった』
「ほんまはこっち移住してほしいけどな。笑」
『ダメだよ、私がいないと廉くんが悲しむ』
「その廉くん!
さっきの 廉くんいるからいいもん って傷ついたで?!」
『んーだって紫耀のこと困らせられるのは廉くんと勇太くらいかなぁって。笑』
「なんや、困らせたいんか」
『うん。ずーっと困らせて、困らせて私のこと考えててほしい。遠距離だもん』
たこ焼きそろそろたべよって、ぱっと手を離して駆け出し、出店のおっちゃんに注文をはじめだした。
手に空気が触れてどこか違和感、当たり前だったのに少しでも慣れは怖い。
そのたこ焼きをもって、外にいる俺のところにでてきて食べ始めようとする。
『まだ熱いから無理か』
「せやな。いくらした?」
『いいよ、ママからお小遣いもらったし』
「俺も食べたいから。いくらや」
『...400円』
「んは、たっか。大阪は300円で食えるんやで」
財布からお金を出して、持っているたこ焼きを受け取り小銭がなかったため、500円玉で渡した。
『100円玉あるよ?』
「100円くらい大丈夫やって。笑
それより、はよ食べんと手ぇふさがっとるから繋げん」
片手にたこ焼き、もう片手にはくし。
『まだ熱そうだもん』
「んー、今日でデートでたこ焼き食うのはおしまいやな」
『もしこれ食べて私の大好物がたこ焼きになったら?』
「そしたら、俺がたこ焼きつくるのめーっちゃ上手になって家で食べさせる」
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琴里(プロフ) - あみさん» ありがとうございます。中々更新出来なくてごめんなさい。これからもよろしくお願いします。 (2018年4月7日 10時) (レス) id: 4e1be56238 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - はじめまして!この作品が大好きです。続きがとても気になります! (2018年4月3日 23時) (レス) id: a4e63a8229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴里 | 作成日時:2017年12月17日 8時