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" 平野紫耀 "
紫耀
昔から習字で難しそう 、なんて読むの 、カッコイイ名前だ 色んなことを言われる名前だった。
どこかの時期でこの名前が嫌になっていても俺はおかしくなかったと思う。
だけど、 紫耀くん そう言って俺の側を離れなかった女の子がいた。
一緒にお風呂にいれられたり、ママゴトをしたり、そんなことをしなくなっても 紫耀くん と呼んでくれることには変わりなかった。
それが、たまらなく好きだった。
紫耀 って名前をAに呼んでもらうことが嬉しかった。
卒業証書に書いてある 平野紫耀 という文字を見て痛感した。
いた。あー…泣くのこらえてる。
Aを壇上から降りるときに見つけたかったんだ。
全校生徒参加で、保護者も参加の卒業式。
だけど、すぐ見つかった。もちろん、クラスとか知ってたのもあったけどすぐ見つけられた。
泣くな泣くなと念を送ってみた。
長い卒業式が終わったあと、廉や色んなやつと写真を撮った。
その中で、ボタンも比例するように無くなった。
この姿をみたらAは拗ねるだろうか。
思えば制服のAとも撮りたかった。
永瀬 「そううば紫耀聞いてや!ボタン無くなったで!!」
最後の帰り道。卒業生は残されてたから、廉と二人だった。
「チャラ男」
永瀬 「いや、岸くんもやばかったで!?
紫耀もラスト1個やん、誰かにあげればコンプリートやで」
「俺は第二ボタンは好きなやつにあげたいのー」
永瀬 「真面目やなぁ。
俺のやつAちゃん取りにきてくれないからあげちゃったわ」
「安心し、彼奴は廉のは取りにこんよ」
永瀬 「夢を壊すな!好きな子が廉くんちょうだいって言ってくれるかもしれないチャンスを!!」
「大学で可愛い彼女探し〜」
永瀬 「人のことよー言えるな、紫耀も頑張りー。
って、なんか、お別れみたいやけど…」
「お?廉くん悲しい?平野くんと春休み遊べるのに?笑」
永瀬 「やかましいわ!
もー、またな!降りるから。笑」
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琴里(プロフ) - あみさん» ありがとうございます。中々更新出来なくてごめんなさい。これからもよろしくお願いします。 (2018年4月7日 10時) (レス) id: 4e1be56238 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - はじめまして!この作品が大好きです。続きがとても気になります! (2018年4月3日 23時) (レス) id: a4e63a8229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴里 | 作成日時:2017年12月17日 8時