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後悔 ページ6

Aは滞在する宿の自室のベッドでうずくまっていた。

恐怖から震えが止まらない。
鳥肌が引かない。眠ることができない。

目を閉じて次に開けたら彼が目の前にいるような...そんな気がして。

夜になるにつれて、部屋は暗くなっていった。

明かりをつけようかとも考えたが、それではまるで彼に居場所を教えているような感じがした。そんなことから恐怖でつけることができなかった。

明日、隣の大陸への船が出る。

朝イチで出発するものに乗って、この宗教都市から脱出しよう。

それしか、自分があの人形師から解放される方法が思い浮かばない。

...思えば、人形師と出会う前
何故自分は歩きで宗教都市へ向かってしまったのだろうか。

前の町では宗教都市行きの馬車が出ていた。

何故乗らなかったか...
確か金を節約するためではなかっただろうか。

特に金に困っている訳でもなかったはずだ。

あの時、安全面を考えて馬車に乗るべきだったのだ。

そうすれば、彼に会わずに済んだのだ。

強い後悔がAに押し寄せる。

しかし今はもう遅い。

とにかく、明日は早起きしなければ。

Aは無理矢理目を閉じた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人形師は鼻歌を歌いながら、ある宿屋の前で足を止めた。

そして、ある部屋の窓を見て笑う。


「旅人さん...じゃねぇや。
A...明日迎えに行くからな?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Aは飛び起きた。

汗で全身がグッショリと濡れている。

あの人形師の夢を見た。
笑いながら、この部屋を見ていた。

汗をかいているのに、鳥肌がたつ。

時計を見れば午前5時。船が出るのは7時。

Aはベッドから這い出ると、そのままシャワーを浴びることにした。

あと2時間頑張ればいいんだ...

自分にそう言い聞かせて、Aはお湯を出した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

荷物をまとめて、Aは船着場に向かった。

早朝で出るだけあって、人は少ない。

Aはフードをかぶり、マフラーで口もとを隠して、顔を出さない様にしていた。

Aは目を動かして、周囲を探る。

人形師の姿はない。

それなのに、震えが止まらない。

船は自身の部屋とその他の施設がついた豪華客船と言われていた。

しかし、だからといって遊ぶ気にはなれない。

街につくまで部屋に籠ろう。






そう決心したAの背後には美しい笑みを浮かべた人形師がいた。

紫色の瞳→←それから人形に【閲覧注意】



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メリア - ゆうえんちの小説も書いてほしいです! (7時間前) (レス) id: 3bc89f1424 (このIDを非表示/違反報告)
レイア(プロフ) - ちょちょちょォォォォォ!!!? 真名!? 人形師サイコパス!!!!! でもそこがいい! イケメン!!!!!(最早狂気(?)が移った人←) (7月16日 21時) (レス) id: 308d0f6bf9 (このIDを非表示/違反報告)
ルヴァンネ(プロフ) - しあ。さん» ありがとうございます!次は完成しだい載せたいと思います。 (7月16日 13時) (レス) id: d6627a81ed (このIDを非表示/違反報告)
しあ。(プロフ) - お疲れ様でした! (7月15日 22時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
真鈴(プロフ) - 「まさか、、、まさか、、、お前らグルだったのか!」って叫びそうになりましたわ (7月11日 22時) (レス) id: c25770e99b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルヴァンネ | 作成日時:2018年6月20日 22時

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