占いツクール
検索窓
今日:15 hit、昨日:16 hit、合計:13,712 hit

幼子 ページ13

「は...?」

ドクウツギに言われた事が理解出来ずにドクツルタケは困惑する。

「ふふふ。そなた我らに妬いておるだろう?愛いしいの」

扇子で口許を隠しながら、からかうようにドクウツギは言い放つ。

「これでも幼子は見てきた方でな...中には我が意図せずに殺めてしまった子もおるが...幼子は愛されるのが好きなようでな。親が兄弟に取られるとすぐに妬いて拗ねるのだ。

まさに今、そなたはそれよ」

図星だったのか、ドクツルタケは何も言い返せなくなっていた。

何かを言うべきだと思っているのか口をパクパクさせてはいるが、言葉は一向に出てこない。

「だからな、トリカブト別に警戒せんでも良いと思うのだ。嫉妬は何かを強く思う良き感情。この子は純粋なのだ。我らと同じように主を純粋に慕っておる」

「...俺にこいつの説明してたのか」

「でないとそなたはこの者を何時までたっても『悪』と見なして警戒するであろう?」

ドクウツギは勝ち誇った笑みをトリカブトに見せた。

「...はぁ。それでも何か確証があるまで俺は心を許す気は無いからな。主君に何かしようものなら___」

「トリカブト様...今の私たちの体では何もできませんよ...?」

「分かっている。それでも呪いくらいできるだろ」

幽霊なんだから。と、トリカブトの恐ろしい発言にドクウツギとドクゼリは苦笑する。

「まぁ、非道な事をしなければ我らも手は出さんし、我はそなたと仲良くしたいと思っている」

ドクツルタケは驚きのあまり、目を見開いてドクウツギを見た。

「仲良くして、くれるの?」

「我はな」

「あっ!私も仲良くしたいです」

ドクゼリが乗っかってきた所でドクウツギがニヤリと笑った。

トリカブトに向けて。

「嫌みな奴め...!」

「はっはっは!何の事だ?」

トリカブトは舌打ちをしたが、それを無視して楽しそうにドクウツギは笑う。

ドクツルタケが初めて3人に向けて笑顔を見せた。

彼らが霊体でもいい。戻ってきたのだから。

Aは思わず笑みを溢す。

4人は何だかんだ上手くやってくれるだろう。

「園長様...良かったです。私心配でして...」

そう言うシロの頭を優しく撫でてやる。

今は、再会を素直に喜ぼう。
大切な存在を改めて確認できたのだから。

「主様とシロ様もお話しましょう!」

笑顔でAを呼ぶドクゼリ。

Aも笑顔でそれに答えるのだった。

寄生精霊→←霊体だけど



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
設定キーワード:擬人化 , オリジナル , ファンタジー , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しあ。(プロフ) - カエンタケ先輩ぽいの崖にあっ…(・ω・) (7月11日 14時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - すみません打ちミスです。でもありがとうございます!! (7月3日 21時) (レス) id: f4e2827c64 (このIDを非表示/違反報告)
ルヴァンネ(プロフ) - 返信が遅れてしまい申し訳御座いません。トリガブトとは恐らくトリカブトかと思われます。トリカブトならちゃんと出ていますよ! (7月1日 20時) (レス) id: d6627a81ed (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - 続き期待します!! (6月30日 19時) (レス) id: f4e2827c64 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - トリガブトっていう植物があるんですけど、登場しますか? (6月30日 18時) (レス) id: f4e2827c64 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルヴァンネ | 作成日時:2018年6月13日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。