沖田総悟に喧嘩を売るのは人魚姫２

１１！！ ページ12

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『お祖母様・・・女中には重要な情報は回ってはきません。
ですが、身近にいる以上、始末することはできます』




ば「っなんですって？」




『私は、お祖母様のためならなんでもやります。
今まで通りいい子ちゃんを演じて真選組を欺いて、トドメをさします。
あの人たちは私に任せてくれませんか』



ば「オホホ！まさかあなたがここまで本気だったなんて・・。いいわ。あなたの好きなようにしてみてちょうだい。お祖母様は本当に幸せ者だわ。一緒にいい世界を作りましょうA」






そんな会話をして連絡先を交換したあと、私は急いで屯所に帰り自分の部屋に逃げ込んだ




とんでもないことをしてしまったのは承知の上。

でも、後悔はない。





これをまず近藤さんたちに言えばいい。私の身分も明かして助けを求めればいい。


そうだよ、真選組に助けを求めれば自然と将軍にもその情報が行くし、私の国も守ってくれる。それでいいじゃない




・・・今、父上と母上に電話しても大丈夫かな？

お祖母様が脱走したこと、知ってるの？


それとも知らない？


今電話かけて、もしそばに裏切り者の兵がいたらお祖母様に伝わってしまう








”A、さっきはあなたに任せるとは言ったけど、そちらに私から兵は送ってあげる。
沖田総悟が一番厄介だと聞いてるわ。兵を送るのはまだ先だけど、それまでに完全に油断させて起きなさい”


携帯にきたメールに私は血の気が引いた





お祖母様は本気で真選組を潰そうとしている


突然、取り巻く環境が変化することに戸惑いを感じながらも、私の判断は正解だったと言い聞かせる。


もしあそこでお祖母様の味方についていなかったら何もできずに殺されていたかもしれない。


身内でも容赦無く手をかけるんだから・・・。





とにかくこのことを近藤さんたちに言おうと立ち上がった時、バタバタと足音が響いた。


襖を開ければ仕事モードに突入している隊長が通り過ぎ、他の隊士たちがそれに続く。



何かあったんだ、そう思った私はとりあえず何か手助けをしようと後からきた土方さんについて行くことにした

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