意外と人気 ページ11
ボブカットの女の子から質問攻めをされていたら鐘が鳴り、先生の指示により私への質問は1時間目へと持ち越された。
さすがに休みまで質問をされるのはごめんだったので、先生に言われた自分の席に荷物を置いたあと、教室から屋根の上へと移動した。
……隣の子、確か赤羽業って名前だったっけか。
早めに全員の名前聞いとかないと不便かね。
それにしても、意外と銀魂って人気なんだな。日頃の会話からすると、とても人気になりそうな内容じゃないんですがねィ。
考えてもみてくだせぇよ。あんなに下ネタ連発してるんですぜ?
あれは絶対少年むけじゃねぇでさァ。
一人悶々と考えているうちにまた鐘が鳴り、大人しく教室に戻り、先程のように先生の横に立つ。
「さて皆さん。質問をするのはいい事ですが、一気に質問をするのはやめましょうね。
特に不破さん。興奮するのは先生も分かりますが、一つ一つ聞いていきましょう。」
「はーい。」
私は殺せんせーの興奮の仕方の方が気持ち悪かったけどな。
なんて心の中で悪態を付いた時には、凄い数の手が上がっている。
そして先程質問攻めをしてきた彼女_不破さんの存在感が半端ない。
『えっと、不破さん。』
「はい!どうしてここに来たの!?」
『ああ、それは何もかもあのクソ天パのせいでさァ。ターゲットを殺せば帰れるんで、さっさと殺して、帰った後に天パも殺す予定です。』
「銀さんのせいなんだ!?じゃあじゃあ、刀は持ってきてるの?」
『そのケースの中ですぜ。』
「鬼虎の力って実際どれくらいなの?」
『……ここから本校舎の生徒の顔が見れるくらいには視覚はあると思いやす。で、聴覚もそれくらいはありまさァ。
嗅覚はなんというか、説明は難しいが殺せんせーからは少し薬品の匂いがしやすね。』
ってか不破さん質問多いな。
あ、でも満足そうに席に座った。もういい感じなのね?じゃあええっと、
『そこの緑髪の子。』
「あ、私は茅野カエデ!Aちゃんは甘いの何好き?」
『…団子。とパフェ。』
「次俺ー。どうしてそんな喋り方なの?」
『総悟から移りやした。』
それからもしばらく質問が続いたが、彼氏はいるのかとか、実際土方さんは鬼なのかとか、意味わからない質問が多かった。
あのね、総悟のバズーカは普通に痛い。
死なないのは私達だからですぜ。
一般人は死ぬ。
質問が終わった後もワイワイと騒がしいこのクラス。意外と居心地がいい。
これは楽しくやれそうだ。
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白猫 - まじで面白いです。更新楽しみにしています。 (2019年10月7日 16時) (レス) id: fe959518f7 (このIDを非表示/違反報告)
餅みそ - 銀魂と暗殺教室のコラボ→神!!! つまりこの小説神!!!早く続きが読みたいです気になります!更新頑張ってください。 (2019年8月21日 18時) (レス) id: bfc2e3a90c (このIDを非表示/違反報告)
藍夜(プロフ) - 沖野猫松さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて、とても嬉しいです!これからも更新、頑張りますね! (2019年8月20日 19時) (レス) id: 47c8e13314 (このIDを非表示/違反報告)
沖野猫松 - とっても面白かったです!更新頑張ってください! (2019年8月20日 18時) (レス) id: 40ce46605e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍夜 | 作成日時:2019年7月21日 21時