06 1650 ページ7
「1650円・・・はした金かよ。さっきの子全然金持ってないじゃないかァ。平A、不覚。」
私は今、電気店を出てさっきの子から盗んだ財布を探っている。
筋骨隆々の褐色肌の大男が笑っている小さながま口。
率直な感想は、気持ち悪い。筋骨隆々なんてそもそも私は好きではない、せめて細マッチョくらいがちょうどいいから。
そして先程私は
世界総人口の約8割が超常能力“個性”を持つ超人社会。
後、二割の無個性。
“個性”を悪用する敵(ヴィラン)を“個性”を発揮して取り締まるヒーロー。
まさに小説のような世界観に、私は焦りを禁じ得ない。
「んー。知れば知るほど不味い。」
1、一般人が異能力もどきを持っている
2、ヒーローが多い
3、私が犯罪者でありつかまる可能性がある
其の三点を考えると私は残念に思う、羽目を外しにくいからだ。
「殺りにくいな・・・折角、中原君が居なくなったから殺し放題なのにィ。」
何時もなら中原君に止められるけど、今日は止められなくていい。
まァどうせヨコハマには帰れるだろう。
軽い考えかもしれないけれど、之だけ異能者もどきがいれば私をヨコハマに帰せる個性とやらがあっても可笑しくはないし。
そう思い私は思考を切り替えることにした。
「取り敢えず下着と服と化粧品を買おう！」
私はそう意気込む。思えば徹夜続きの日々だった、買い物なんてなかなかできていない。
大通りを歩けば安そうな大型店から高そうな個人経営の店まで様々だ。私は安そうな大型店へと入る、これからのことを考えると金額は残せるだけ残しておいたほうがいい。
1650円と持ち金、50000円を持って私は店に入っていった。
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アヤ(プロフ) - ロンさん» マジですか！？書き直します！ (2018年5月5日 15時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
ロン - あれ…相澤先生ってミッドナイトに敬語使ってたはずじゃ… (2018年5月5日 15時) (レス) id: 96ff2658c5 (このIDを非表示/違反報告)
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