48 でもヒーローには ページ49
「失礼しまーす。」
轟くんに保健室に連れてきてもらい(この前きたはずなのに全く場所がわからなかった)ノックする。
そして返事を待たずに中へ
「おやおや、よく来たねえ。勉強は進んだかい？」
「まあまあって感じかな、お婆ちゃん。リカバリーガールって呼んだほうがいい？」
「好きにしていいよ。さて、どうだい？ここ数日は。
殺したいと考えたりは？」
「考えたねー、なんかこう生活の一部に組み込まれちゃってるから。」
険しい顔をするリカバリーガール。
「じゃあここ数日は楽しかったかい？」
「うん、仕事から開放されるっていいねー！戻るけどさ。」
椅子に座りなと指示され、されるがままに私は座る。
「どうだい？制服を着てみて。学校にきてみて。」
「自分が自分じゃないみたい。リカバリーガール、私ね。」
人呼吸おいて私は話す
「私
我ながら笑える。
何がポートマフィアを辞めて学生に。だ、私は理観も正義感も優しさも持ち合わせちゃいない。
「折角、正義で生きる道を示してもらったのに私は犯罪者で居たいんだァ。ごめんね！リカバリーガール。」
私は満面の笑みで笑う。
「・・・救われないねぇ。まだ若いのに、光を歩めるのに。」
雄英高校保健室で、リカバリーガールは困ったように笑った。
「どうしてヒーローになるのが嫌なんだい？」
「逃げてるみたいだから。」
「今更正しく生きたって、他人を助けたって、殺した人は死んだまんまなんだから。
私が殺した人たちも私が幸せに暮らして他人に感謝される真っ当な人生より酷い終わり方で酷い人生の殺人鬼のほうがいいでしょ？
過去から目を背けてるように感じる。
正しい自分に酔ってる感じがする。
汚れているのに白だと嘯いている気がする。
だから、嫌だしそれに」
「私は人を殺すのが好きなんだもん。」
ありのままを、思ったままを伝えたのに
どうしてリカバリーガールは困った顔をやめないんだろう、
分からない。
他人に心配されることがあまりないからどうしたらいいのか分からない。
「もう少し、ここで学んでみな。」
「きっと人生観が変わるよ。」
また、リカバリーガールは困った顔で笑った。
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アヤ(プロフ) - ロンさん» マジですか！？書き直します！ (2018年5月5日 15時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
ロン - あれ…相澤先生ってミッドナイトに敬語使ってたはずじゃ… (2018年5月5日 15時) (レス) id: 96ff2658c5 (このIDを非表示/違反報告)
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