33 其れでも大好き ページ34
「何故殺した？」
「人が人を殺すのに理由はいるの？世の中には呼吸するように人を殺す人だっているでしょ。」
私は真っ白なソファに腰をかける。
足をブラブラする。
気持ち良い柔らかさのソファに腰を沈めて話す。
「まァ理由はあるけど。聞きたい？」
「どうだろうな。校長は意味がないと言った、事実だ。
だが之から御前が雄英に来る。御前の人格が形成された経緯を一応知っておきたい。」
「OK。まるで先生だね、ヒーローなのに。」
「教師だからな。」
相澤さんは冷蔵庫に向かい、冷えたミネラルウォーターのペットボトルを取り出した。
「飲むか？」
「飲む飲む。あ、でもワインがいいなァ。」
ついつい中原君と飲んでしまう私(補佐だから？)はワインが飲みたくなった。
相澤さんは目を見開く
「未成年だろ・・・」
「あっちでは別に気にしてなかったよ？法律はあるけど飲酒の前に殺人とかで捕まるから軽い罪だし。」
「此方と御前がいたヨコハマって所は違うんだ。呑むな。」
「そんなァ！」
ソファから思わず私は立ち上がる。
嫌な事(主に書類の増加)があったときはお酒の力で誤魔化していたのに・・・
チーズとハムとワインが大好きなのに・・。
「うぅ・・・帰りたいよォ。」
「俺も今すぐ出ていってほしいがな。」
相澤さんは私の分のミネラルウォーターも持ってきた。
そして隣に腰掛ける。
「髪ボサボサ。」
「髪ぐらいどうだっていいだろ。」
ボサボサの黒髪を見て、私はポケットから櫛を取り出す。
「といていい？」
「止めろ。さっさと話せ。」
振られまくっている私、可哀想。
「お恥ずかしながらあれだよ、好きだから殺したの。」
好きだから、大好きだから殺したの。
自分に言い聞かせるように私はいった。
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アヤ(プロフ) - ロンさん» マジですか！？書き直します！ (2018年5月5日 15時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
ロン - あれ…相澤先生ってミッドナイトに敬語使ってたはずじゃ… (2018年5月5日 15時) (レス) id: 96ff2658c5 (このIDを非表示/違反報告)
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