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03 ポートマフィア ページ4

『平 A』


『ヨコハマ』


『ポートマフィア』


「出ない・・・」

先程の少年くんから財布をすったあと、私は電器店に来ていた。


携帯電話の見本を使って検索するために。


けれど探せど私の知っているヨコハマも、武装探偵社ホームページも、ポートマフィアも見当たらなかった。


だから私は平行世界(パラレルワールド)説を考え、自分の名前も検索したんだけど
駄目だった。


(平行世界に私は存在しない、とか?次は公衆電話から中原君や首領に電話を・・・)


私の中では異能空間という説は消えていた。


理由1、範囲が大きすぎる

日本だけじゃなく外国(とっくに)の情報も流れている。

しかも街で何人か外人を見かけた。


理由2、人間に感情がある

異能生命体にしては個性が別れ過ぎだし、少年君の様に感情も有る。

しかも自撮りやライブ配信何かを此方でもやっているし、異能がライブ配信まで出来る異能空間を作り上げきれるとは到底思えない。


理由3、何故私なのか

仮に異能で飛ばされたとして、異能空間ならば私と部下、中原君を飛ばす事も可能。


仮に異能空間に私が一人でいるとしても私が攻撃もされないのは可笑しい。



あゝもう、全ては中原君のせいだ。彼が私を見つけてくれれば楽に済むのに。私の代わりに彼がこうなっていればいいのに、彼のほうが正面戦闘には向いているから。

私をさらう目的なのか、はたまた自然現象か。事実は小説よりも奇なりというけれどまさにそのとおり、私は現状が受け止めきれていないのだ。

何故、何故、何故

考えても答えは出ない、情報が足りないからだ。今の私は情報線で完全に負けている。

どうにかして情報を得なければ。ここは何処なのか、個性とは何か、ヒーローとは何か、敵とは何か、なぜ人間は変化したのか。

もっと詳しく知らなければ、現実は変わらない。

私は別の単語で電子網を探り始めた。まずは現状を把握するために。

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アヤ(プロフ) - ロンさん» マジですか!?書き直します! (2018年5月5日 15時) (レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
ロン - あれ…相澤先生ってミッドナイトに敬語使ってたはずじゃ… (2018年5月5日 15時) (レス) id: 96ff2658c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アヤ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年5月7日 23時

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