25 帰りたい ページ26
私は根津校長に色々話した。
簡潔に、簡単に。
ヨコハマという街のことを。
異能力の事を。
それだけ、話した。
「つまり、異能力とやらは個性とは別物で君の居た所では極一部の人間しか持っていないんだね？」
「そんな感じ。こっちは良いよね、個性とやらがない方がレアなんだもん。」
足を布団からブラブラさせる。
ゴンッと音がした。
相澤さんを蹴ったらしい。
「君がこちらに来た原因は不明なんだよね。」
「うんうん。異能力攻撃かもだし、此方の個性のせいかもだし。
若しくは別の何かとか、ね。」
根津校長は少し考え込む。
うーん。と言いながら首をひねる。
「もし君の話が事実・・・なんだろうね。其れを
個性がない世界は、個性のある人間が実権を握れてしまう。
そして君が犯罪者としてコチラ側で敵になられても厄介だ。」
根津校長はふとお婆さんを見る。
お婆さんはニコニコしている。
怖いくらい、優しい笑顔で。
「正直、君を警察に突き出したいよ。
でも、戸籍もない、個性でもない力を使う君を拘束し続けるのは大変だろう。
其れにあの住宅街は古いから防犯カメラも少ない。
相澤くんたちの怪我もすでに治癒しているからね・・・」
根津校長はこちらを向く。
「君はその・・・ヨコハマに帰りたいのかい？」
私は、まよわない。
「当たり前じゃん。」
書類とか残ってるし怒られるのは嫌だから。
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アヤ(プロフ) - ロンさん» マジですか！？書き直します！ (2018年5月5日 15時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
ロン - あれ…相澤先生ってミッドナイトに敬語使ってたはずじゃ… (2018年5月5日 15時) (レス) id: 96ff2658c5 (このIDを非表示/違反報告)
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