22 愛玩動物に成り下がる ページ23
「私が別の何処かから来たとして、私はそこに帰ろうとしている。
協力してくれない？」
私は相澤さんに言う。半分冗談で。
「断る。」
秒速で彼は断った。秒速拒否、少し傷つく。
眠そうな目をこすりながら相澤さんは言う。
「御前に協力しても此方に理も得もない、非合理的だ。
御前に従う筋もない。」
まァ、それはそうだ。
恐らく私はこの場所では完全にお尋ね者。
ただ一部の個性が効かないだけの犯罪者なのだから。
ふと顔を上げるとお婆さんはいなくなっていた。
どこに行ったのだろう。
すると直ぐに保健室と思われし場所の茶色い木製扉がガラガラと音を立てて開いた。
其処に居たのは
お婆さんとスーツを着こなした長身の大人ではなく
お婆さんとその手に乗る一匹の鼠だった。
「・・・
鼠ッてセンスがどうかと思うなァ。」
「うん、鼠をバカにしたことに多少は苛ついたけれど気にしないでおくよ。
初めまして！」
鼠がお婆さんの手から布団に飛び移り、私に手を差し伸べてくる。
「可愛いー！お婆さん、撫でていい？」
額な傷は差し置いても可愛らしい見た目と声、そして動作。
可愛い
「仮にも校長先生なんだけどねェ。」
苦笑いを浮かべるお婆さん。
校長？
「その通りさ！僕は国立雄英高校の校長の根津校長なのさ！
因みに皆の上司だね！」
(・・・ペットに支配されてるのか。)
度々聞く国立雄英高校とはどんな高校何だろうか、聞いたこともないし私は知らない。
「根津校長先生は何をしに来たのかな？」
「勿論、君に話を聴くためさ！」
校長直々に出てくるとは思った以上に大事になっているのかもしれない。
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アヤ(プロフ) - ロンさん» マジですか！？書き直します！ (2018年5月5日 15時) (
レス) id: aea21ba90e (このIDを非表示/違反報告)
ロン - あれ…相澤先生ってミッドナイトに敬語使ってたはずじゃ… (2018年5月5日 15時) (レス) id: 96ff2658c5 (このIDを非表示/違反報告)
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