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「あれ、、憲剛さんは?」



いつの間にか憲剛さんの姿は居間にはなかった


その頃憲剛さんは滉くんと連絡してた事を私は知らない。



奥さんの豪華な料理をご馳走になり、子供たちと遊び、お暇することに。




再び憲剛さんの車に乗り、景色を見ていると、憲剛さんが突然口を開いた。



[A、今度合わせたい奴がいるから会ってくれない?]




「えっ、?」




[だから、合わせたい人がいるのAに]




「、、聞こえてはいますけど、、なんで?、、てか誰に?ですか」




[その日まで秘密かな]




「いつですか、、?」




[来週の木曜]




「木曜、、大丈夫です、、、、。」




[じゃ、約束。]





急展開すぎて、頭が着いてこない、、合わせたい人って誰、、、滉くんに対する気持ちの変化に気づいたところに、、あぁ、、、なんで了承したの?、、。



家に着き、1人で考えてると、1人でパニックになってしまい考えたくなくて、お風呂に入ることにした。



来週の木曜、、あと6日、、このモヤモヤと戦うの辛いな。




長いようで短い5日間がすぎた。今日は、例の約束の日。


誰か分からないから一応、綺麗めな服を着てメイクもいつもより大人っぽいメイクに。


本当は滉くん以外にはしたくないんだけどな、、。って滉くんの事考えてるあたり、やっぱり好きなんだなって思い知らされた。




ピコンと音がなりスマホを見ると、憲剛さんから、もう着くとだけ、私は急いで髪を軽く整え、姿見で1周変なところがないか確認して、部屋を後にした。



地下駐に着けば憲剛さんの車があり、遅くなりましたと言うと、今来たとこって、サラッと言うあたり、、ほんとにずるい。


「今日、どこ行くんですか?」




[和食系の店、完全個室で人の目は気にならない、最高でしょ]




「最高です。この仕事してると個室の方が嬉しいし、それに和食は大好きなので、」




[御相手さんからのご希望だよ]




「そうなんですか、、お礼言わなきゃ笑」




[ほら、着いた、さき店に行こ]


店に入ると、憲剛さんは予約していた中村ですと、店員に言い、席までサラッとエスコートしてくれた、




「で、会わせたい方って誰なんですか?」




[あー、あと少しらしいからもう少しだけ待って]





待つこと5分。憲剛さんが、着いたって、って言うもんだから緊張で背筋を伸びてしまう





扉が開き、現れた人物は、まさかの人で、そしてもの凄く会いたい人だった





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作者名:結衣 | 作成日時:2023年1月16日 16時

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