女優の彼女 2 (ページ21)

今日:18 hit、昨日:4 hit、合計:143,564 hit

３ページ21

・
・

滉くんが私の元へ近づいて来るのがわかったから身体を反転して、私は誕生日プレゼントを渡そうと

荷物を置いたと言うべきか滉くんに抱きしめられた勢いで荷物を落としてしまったドアの近くまで移動した。

滉くんはすれ違う時、しょんぼりしてたのが可愛くてもう少しいじめたくなったけど

さすがに今日誕生日だし可哀想だからいじめるのは辞めてプレゼントを持って俯いてる滉くんの目の前で足を止めた。

「滉くん、顔上げて」

それでもなおいじけて、顔をあげない滉くん。滉くんの視界に入るようしゃがんでもう一度滉くんと呼ぶとやっと目線があい

「滉くん、お誕生日おめでとう。プレゼント喜んでもらえるか分からないけど、どうぞ。」

『A、、ありがとう。』

私があげたプレゼントはサングラスとネックレス。

元々どちらも滉くんは持ってるんだけど、私の滉くんだよって、示したくてこのふたつを選んだ。

「サングラスはね、試合の観戦前に急遽買いに行ったんだ、、滉くんにかけて欲しくて」

『A、ほんとにありがとう。大切に使うから』

「、、あの、、プレゼントは滉くんのそばにずっといるよって意味だから、、浮気したらダメだからね」

『なんでこんなに俺の彼女は可愛いの、、Aがいるのに浮気するわけないし、俺の方が捨てられないか心配なんだけど笑』

「ねぇ、サングラスかけてみて」

私がそういうと滉くんはサングラスをかけた。あまりのかっこよさに絶句していると

『どう？似合ってる？ちょっと、黙ってるのやめてくれない？怖いんだけど笑』

「いや、うん、かっこいい。かっこいいよ滉くん」

思わず抱きしめると力いっぱい抱き締め返してくれた。

『ねぇ、ネックレスつけてよ』

「えっ？私が？」

『そ、Aが、、だってAがつけてくれた方がなんかマーキングされてるみたいじゃん？』

「つけるから後ろ向いて？」

少しだけ手こずりながらネックレスをつけると、満足したのか滉くんはニヤニヤしながら鏡を見ていた。

『ねぇ、写真撮ってよ、』

「えー、、良いけど、撮ってどうするの？」

『皆に自慢する』

真面目な顔で言ってくるもんだからおかしくて、笑ってると
どこに笑うとこあったの？って言われたから、なんでもないと答えると

『早く、写真撮って』

なんやかんや撮り始めると、結構お互いノリノリになっていた。

・
・