6人の抱えた物【すとぷり】

「前日」 ページ2

お母さんが死んだ。

別に悲しくはなかった、

私には"悲しい"なんて感情ないし。


……最後に笑ったのはいつだったっけ




そんな呑気な事を思っていたのはほんの数日前。

…………………………

これはとある夢の話



『……お母さん？』

「…久しぶり。元気にしてる？」

『まぁまぁかな。』

「私……色んな人の悩みを解決させてきたの」

『…………いきなりなんの話？』

「いいから。はいこれ。」



私はお母さんから手紙を渡された



『なにこれ……』

「6人の悩みが書いてあるもの。貴方はそれを解決しなくてはいけない。」

『なんで私がそんなこと』

「うちの家庭には義務があるから……よろしくね。」

『ちょっとお母さっ……』


…………………………

『…………夢オチですか』


私は少し安心し、横をふと見ると



『……さっきの紙』


お母さんいわく、6人の悩みが書いてある紙があった。


『まじでやんの……？』


といいつつも、毎日に飽き飽きしていた私には丁度いい暇潰しだった。

だから私はわくわくしながら、外に出てその人達を探そうと思った



『1人目は……

才能が欲しい。夢を叶えられるような。

……なにこれ』


いやどーすればいいのこんなん。


???「〜♪」


……誰か歌ってる？

私はその声方向ににどんどん近ずいて行った


『……綺麗』

???『！？……ありがとうごさいます？』

『あ、いきなりごめんなさい。綺麗な声がして。』

???「えへへ、ありがとうごさいます。僕歌手目指してるんですけど。才能がなくて」


……私がさっき見た紙みてぇなこと言ってんな

終わり ログインすれば
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